1.はじめに
この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の83日目の記事です。
今回はポケモンエメラルドのトレーナーヒルを利用したゴージャスボールの自動回収についての紹介となります。
最近はかたり様のDOL Macro ControllerによるID調整自動化、ジュナリ神によるストーリー完全自動化、絵画Seed、BV保存のおかげで色理想がかなり簡単に狙えるようになりました。
ただし、オシャボ勢にとっては相変わらずゴージャスボールを集めが面倒なことが課題となります。この世代では非売品となりますので...。
EmはBV保存があるため、試行回数を稼ぎやすく、RSと比較して節約することができますが、それでも最低50個くらいは用意したいところです。ポケモンボックスを使って他のROMからまとめて輸送できれば良いのですが、100匹以上捕獲が利用条件となり結局は通信交換する羽目になります。と、なると自動化を使用して、マスターランクのコンテスト(かしこさ)でめざパ連打で集めるのが一番簡単そうですが、稀に失敗するのがデメリットでしょうか。
思考錯誤した結果、特定のカードe+を所持しているプレイヤー限定となりますが、トレーナーヒル周回を自動化させるのが、最も効率的であると感じました。1周当りの時間はコンテストより少し早いくらい(約7分)ですが、こちらはしっかりと環境を整えれば失敗する要素はありません。
また、ゴージャスボールだけではなく、捕獲時に必要なPP回復アイテム、ふしぎなアメ、有用なわざマシンも入手することができます。
今回はトレーナーヒル周回に使用する有用カードや、周回マクロについて紹介させていただきます。
2.トレーナーヒルの概要
エメラルドで新たに追加された111番道路にある影の薄い施設です。トレーナーやトラップを回避しながら、できるだけ速く最上階を目指し、早さに応じて賞品を貰うことができます。
ふしぎなおくりものを利用して、「ポケモンバトルカードe+ エメラルド」を読み込ませることで、フロアやトレーナーを追加・変更することができます。2枚のカードが1フロアに対応し、奇数番目に読み込ませたカードによって地形が変化します。上限である8枚のカードを読み込ませると、その組み合わせに応じてクリア賞品が手に入ります。こちらの賞品が意外と豪華であり、「ゴージャスボール」の他にも「ふしぎなアメ」、殿堂入り後であれば「わざマシン06(どくどく)」や「わざマシン26(じしん)」なんかも手に入ります。
相手トレーナーの使用ポケモンはこちらの手持ちの最高レベルのポケモンに合わせられるので、固定40ダメージの「りゅうのいかり」を覚えたLv5最速ドーブルが最強です。周回時にはダブルバトルで進めていくため、ドーブルを2体並べるのが結論となります。
3.ドーブルの育成方法
Lv5で最速であるS実数値18(バッジ補正ありで19)にするためには、S上昇補正あり性格&S個体値31で、S236振りが必要です。Lv5からLv6への必要経験値は72となるため、獲得経験値71以内で素早さを236振りするのは一見難しそうですが、学習装置や入れ替えを利用して、獲得経験値を「1」にすることでポケルスなしでも達成できます。なお、経験値の算出は各補正後に小数点以下が切り捨てられるため、ID違いでも可能です。具体的な振り方を紹介いたします。
共通
・ドーブルにインドメタシンを10個使用する。
・りゅうのいかりをギャラドスやダブルバトルなどを利用してスケッチする。
・トレーナーヒルは戦闘後の回復がないため、ポイントアップでPPを16にする。
※ 最低PP12で足りますが、プレッシャー持ちがいるので、PP16推奨。
ポケルスなし(秘密基地利用)
・レコードでLv5コイキングを6匹使うトレーナーを秘密基地に登録する。
・ドーブルにきょうせいギプス、ドーブル以外の1匹以上のポケモンに学習装置を持たせる。
・4匹以上のポケモンを戦闘に参加させて、登録したトレ-ナーに11回勝利する。
・端数は101番道路のLv2ジグザグマを2匹倒す。
秘密基地利用。レコードし直せば、1日で何度でも挑戦可能。
ポケルスなし(野生利用)
・ドーブルにきょうせいギプス、ドーブル以外の1匹以上のポケモンに学習装置を持たせる。
・ドーブルを含めた4匹以上のポケモンを戦闘に参加させて、FRLG各地にボロのつりざおで出現する「Lv5コイキング」を68匹倒す。
FRLGは「ボロのつりざお」であればコイキングのレベルは「5」で固定。
ポケルスあり(秘密基地利用)
・レコードでLv5コイキングを6匹使うトレーナーを秘密基地に登録する。
・ドーブルを含めた4匹に学習装置を持たせる。
・ドーブル以外のポケモンを先頭にして、登録したトレ-ナーに11回勝利する。
・端数は101番道路のLv2ジグザグマを2匹倒す。
ポケルスあり(野生利用)
・ドーブルを含めた4匹に学習装置を持たせる。
・ドーブル以外のポケモンでFRLG各地にボロのつりざおで出現する「Lv5コイキング」を68匹倒す。
S実数値が18になればOKです。
4.有用カード&組み合わせの紹介
有用カードリスト
トレーナーヒルで出現するポケモンは努力値がしっかりと振られており、なおかつ個体によっては先制技や、厄介なランダム発動アイテムを所持しています。安定した攻略をするためには、これらに該当するポケモンを避けることが重要となります。
以下のリストは確実にドーブルの「りゅうのいかり」で倒せるポケモンのみが出現するカードとなります。トレーナーヒルを安定して突破するには、こちらのカードを組み合わせて、攻略することが重要となります。同じカードでも読み込ませたのが奇数番目か偶数番目かによってトレーナーの使用するポケモンが変化するので、注意して下さい。
詳細はかける様のサイトに詳しくまとめられております。すごく分かりやすい!
有用な組み合わせ
奇数番目に読み込ませるカードはスムーズに突破できるフロアマップが好ましいため、有用カードの中からフロア難易度の低い01、07、26、56を抽出しました。
カード裏面記載の通り、フロア難易度が1〜5で設定されておりますが、01、07はフロア難易度1でありながら、厄介なポケモンも使われないため、バトルカードe+において最強です。
※ 調査し直したところ、56より25を読み込んだ方が5秒ほど早くクリアできることが発覚しましたので、後で修正いたします。
偶数番目は有用カードの中から、欲しいアイテムによって組み合わせを変えるイメージです。私が使っていた組み合わせは以下の通りとなります。
ゴージャスボールが賞品となる組み合わせ
あくまで一例ですので、かける様作成の賞品計算機を利用して、自分に合った組み合わせを探ると良いです。なお、ギガドレイン等の一部のわざマシンはカードのナンバーの合計が256以上にする必要があります。不足する方もいないと思うので、今回は載せていません。
5.トレーナーヒル周回マクロ
トレーナーヒルを自動で周回してくれるマクロです。奇数番目に01、07、26、56。偶数番目に先ほど紹介した有用カードを読み込んだ場合を想定しています。(誰が使うんだ?)
Lv5最速りゅうのいかりドーブル2匹を手持ちにいれて、以下の場所からマクロを開始して下さい。もちろんループも可能です。
1周7分程度ですので、ループを有効にして放置すれば1日でゴージャスボールやふしぎなアメが約200個手に入る計算です。
6.おわりに
あまり注目されていませんが、トレーナーヒル周回はゴージャスボール等の貴重なアイテム回収の役に立ちます。と、いいつつも「カードe+なんかねえよ」って方がほとんどだと思うので、ゴージャスボールを集めるだけであれば、コンテスト周回を自動化させるのが簡単です。
アドカレが今後も続いていればですが、3世代全体でのカードe+の紹介、RS&Emのものひろい乱数、FRLGのアキホからゴジャボ回収マクロなどについても記事にしたいと思います。