【ポケモンFRLG】発売20周年記念!自動化を使用した令和式じまんシール集め

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の60日目の記事です。

今回はFRLGの「じまんシール」集めについての解説となります。4の島にいるシール少年から、条件を達成する毎にじまんシールが貰え、トレーナーカードに貼ってもらうことができます。

 

シールは「殿堂入りの回数」、「タマゴを孵化した回数」、「通信対戦で勝利した回数」の3種類があり、それぞれ段階ごとに橙 → 青 → 黄 → 黒と色が変わります。

 

これが中々のやり込み要素となっており、正攻法で集めようとするとかなりの時間を消費することとなります。先日、自動化を最大限に利用し、負担を大きく減らして、シールをコンプリートすることができましたので、手法を紹介させていただきます。

余談ですが、発売から20年たった今でもミニゲームが難しすぎて、ゴールドカード達成者が少ないみたいです。(言われてみれば😹さんくらいしか知らないな...。)

そちらについては、アドカレ40日目の記事で攻略法をまとめているので、ぜひご覧になって下さい。

 

 

2.でんどうじまん

殿堂入り : 1回(橙)→ 50回(青)→ 100回(黄)→ 200回(黒)

黒までの所要時間 : 約33時間

いきなり「殿堂入り200回」という鬼畜条件です。相手ポケモンを確一前提でも、1回当たり10分はかかりますので、200回だと約33時間はかかる計算です。しっかり周回用ポケモンを用意すれば戦闘はA連打で済みますが、どのみち33時間拘束されるのは苦行ですので、私はマクロを組んで自動化いたしました。

ORCA GC Controller用のマクロです。

こちらのマクロは急所での遅延をケアするために戦闘時のA連打時間を長めに確保しております。万が一レポート中にリセットしないように、殿堂入り直後に長めの待機時間を設けておりますが、後述の四天王の全てポケモンを確一できる個体であれば、待機時間を減らしても良いです。

また、29周ごとに所持金がカンストするので、ループ回数設定を29回にてして、稼ぎに役立てることもできます。

Lv100のラティオスまたはレックウザ使用が前提となりますので、個別で解説していきます。

 

なお、強化四天王の調査につきましては、颯爽と現れた強そうな方々にご協力をいただき、おかげさまで本記事をFRLG発売20周年の節目となる1月29日に投稿できました。圧倒的感謝。

 

「四天王の個体値調査してみるか…。」ってツイートしただけなのに!(平日深夜2時)

 

 

【①こころのしずくラティオスを使用する場合】

こころのしずくは特攻・特防1.5倍というチート級の効果を持っているため、ラティオスが最も1確ラインを確保しやすいです。C実数値は328あれば十分なので、C補正なしの性格でC個体値0でも極振すれば達成できます。(一応、ラティアスでもC上昇補正があれば達成可。)


レックウザを使用する場合も共通なのですが、技を上から「ドラゴンクロー(pp24まで増やす)」、「れいとうビーム」、「そらをとぶ」にしておいて下さい(4番目の技は使いません)。基本的にドラクロで相手をなぎ倒していきますが、れいとうビームはシバの手持ちを等倍で遅延なく倒すのに役立ちます。また、ドラクロ連打だとPPが枯れるので、都合が良いと思い採用いたしました。

 

マサラタウンから始まり、マサラタウンで終わるマクロとなります。

 

【②レックウザを使用する場合(御三家 : フシギダネ or ヒトカゲ選択時】

過激派に「全員が全員、こころのしずく持ってると思うなよ。」と怒られないように、レックウザでも周回もできないか検証してみました。

その結果、りゅうのキバ所持+C実数値418以上かつ、御三家フシギダネ or ヒトカゲ選択時であれば、全ポケモン確1可能ということが分かりました。この数値は性格C上昇補正、C極振り、C個体値12以上で達成できます。しかも、バンギラスの砂嵐を無効にできるため、ラティオスより10秒程度早く周回が可能です。

問題点としてはりゅうのキバの入手方法が多少面倒ということでしょうか。

りゅうのキバの入手方法は、「RSEmでりゅうせいのたき2階にいるドラゴンつかいのタケルが対戦5回目で使用するポケモンが所持している」、「Co・XDのダークポケモンが所持している」、「FRLGの野生のハクリューが5%所持」となります。Co・XDで回収できていない方はRSEmで入手するのが一番早いです。

 トレーナー再戦条件は、再戦を希望する可能性のあるトレーナーがいるマップに入った瞬間に、低確率で再戦が希望されますので、りゅうせいのたき1階と2階を往復しましょう。ポケナビの真ん中のランプが点滅していればそのマップ内に再戦希望者がいる目印となります。

 

 

 

【③レックウザを使用する場合(御三家 : ゼニガメ選択時)】

こころのしずくを所持しておらず、さらに御三家をゼニガメを選択した皆さんへ。残念なお知らせがあります。こちらのツイート(みがさんによる四天王の性格解析結果)をご覧下さい。

生意気ギャラドスだと....?

 

特攻を極限まで特化したレックウザのドラクロの威力を確認してみましょう。

438(C極限特化時)×1.1(バッジ補正)= 481.8

481 ×1.1 (りゅうのキバ)= 529.1

※ 各補正ごとに小数点以下は切り捨てされます。

 

わァ..............あ.......

 

はい。低乱数で耐えられます。低乱数を引かれても対応できるように、ライバル戦のA連打を十分に増やしておきましょう。もし倒せなくても、リセットされて次のループが始まるだけですが、耐えられる確率がそれなりに高いので...。(まぁ、画像認識使って10万ボルト使えばいいんだけど。)

ちなみに、マクロのレポート中のリセット回避のための待機時間(85行のWait 22000)は、ほぼ生意気ギャラドスでグダった場合を想定したものだったりします。ですので、全ポケモン確一できているなら、各自で減らしても大丈夫です。ラティオスで15000、レックウザで5000程度で良いかと思います。

 

 

3.タマゴじまん

孵化 : 1個(橙)→ 100個(青)→ 200個(黄)→ 300個(黒)

黒までの所要時間 : 約10時間

タマゴじまんは「孵した」回数であり、タマゴ自体を産ませる必要は無いですので、産ませる作業はEmで行います。

作業自体の流がれは大まかに「①Emでタマゴを300個用意する」 → 「②ポケモンボックスでまとめてFRLGに輸送する」 → 「③FRLGで300回孵化する」と分けられますので、それぞれの作業を個別で解説いたします。

 

【①Emでタマゴを300個用意する】

4のしまはEmのような孵化ロードがありませんので、まずはEmを使用してタマゴを300個用意します。孵化サイクルがもっとも少ないコイキングを使用します。

育て屋に預けたポケモンの相性によってタマゴ生成判定が異なり、両親が「同じ種族」で「違うID」の場合が最もタマゴが出来やすいです。親が別のコイキング同士を預けましょう。育て屋じいさんに話しかけて、「2ひきの なかは とっても よい ようじゃ」のセリフが表示されていれば大丈夫です。

なお、コイキングは孵化が早すぎてタマゴを貯めてる途中で孵化することありますので、3個ずつボックスに送っておりました。300個用意するのに3時間程度費やしますが、作業自体は単純で片手間でも可能ですので、テキトーにアニメなど見ながら進めると精神衛生上良いでしょう。

 

マイフェイバリットなアニメ集(ポケモンの記事だが?)

 

【②ポケモンボックスでまとめてFRLGに輸送する】

通信交換で1つ1つ送っているようでは、日が暮れてしまいますので、ポケモンボックスを使用してまとめてFRLGに輸送しましょう。地獄絵図だ...。

 

 

【③FRLGで300回孵化する】

FRLGに300個タマゴを輸送し終えたら、ようやく孵化の作業となります。孵化作業ですが、またしても自動化を使用していきます。トキワシティの所定の位置に移動してから、手持ちいっぱいにタマゴをもってマクロを実行しましょう。自動で手持ちのタマゴを孵化してくれます。

 

Bボタンと十字キーを同時に高速で連打する力業のマクロですが、ほかに良い案が思いつきませんでした。孵化完了後に「そらをとぶ」でパソコンまで移動するため、1匹目は「そらをとぶ」を覚えさせておいて下さい。ちなみに「ほのおのからだ」と「マグマのよろい」はFRLGでは無効です。

マクロ開始時の場所

 

マクロ開始時の手持ち

完全自動ではなく「手持ちのタマゴをすべて孵化」→「ボックスでコイキングを掴んだ状態」までを自動で行うので、手持ちのコイキングをタマゴと入れ替える作業と、マクロを開始する位置まで移動する作業は手動でやることとなります。1ループ5分程度ですので、5時間はかかると思われます。

マクロ終了時の画面

なお、孵化が終わったコイキング300匹はポケモンボックスに預けた後、メモリーカードからセーブデータを削除することでまとめて消すことができます。Emで不要なタマゴを消すときにも使える手法となります。心配ありませんよ。あれらはポケモンとして運用しておりませんので。

 

 

 

4.しょうりじまん

通信対戦勝利回数 : 1勝(橙)→ 25勝(青)→ 50勝(黄)→ 100勝(黒)

黒までの所要時間 : 約90分

黒シールの獲得には、通信対戦で100回勝利する必要がありますが、GBAを2台用意して自作自演で増やすのが簡単です。片方を降参させるだけで勝ちと扱われますので、100回程度なら90分程度で達成できるでしょう。この項目に至っては書くことがほぼありません。

 



5.おわりに

以上、自動化利用によるじまんシール集めの紹介でした。そもそも令和の時代にじまんシールを集める方がいるかはさておき、強化四天王周回マクロは有用と思いますので、ぜひ利用していただければと思います。皆さんも「有用かも?」と思ったマクロがあればガンガン共有していきましょう。

アドカレ延長戦での投稿は今回で3回目となりますが、なかなか良い反応をもらえて嬉しい限りです。ご一緒にアドカレはいかがでしょうか?