【ポケモンEm】乱数調整と自動化を駆使したバトルファクトリーの攻略

 

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の52日目の記事です。

今回は自動化+乱数調整を使用したポケモンエメラルドのバトルファクトリーの攻略について紹介させていただきます。

バトルファクトリーは自分の手持ちは使わず、レンタルポケモンを使ってバトルするため、運要素が大きく、バトルフロンティアの中でも最も難しい施設として知られております。私自身も初回攻略時は50時間程度費やしましたが、自動化+乱数調整を駆使した結果、一発で金シンボルを獲得できましたので、攻略法について共有いたします。

 

 

 

2.仕様解説

施設の仕様施設となりますが、今回の攻略法で不要と思われる仕様(トレード数によるレンタルポケモンの個体値上昇、スタッフのヒントなど)については、省略いたします。

レベルのルールはレベル50とオープンレベルの2種類がありますが、今回の攻略ではレベル50を選択します。オープンレベルは5周目(レベル50では8周目)から同じポケモンでも複数の型がありますので、相手ポケモンの対策や目標ポケモンを揃えることが難しくなります。

相手ポケモンの個体値

相手ポケモンの個体値はステータス6値がすべて同じであり、周目ごとに決まっております。1周ごとに1~6戦目が「通常ポケモン」、7戦目が「強いポケモン」に準拠しますが、バグによりバトルタワーにおける現在の連勝数が個体値の計算に使用されております。タワー攻略後に連勝数をリセットせずファクトリーに挑んだ場合、相手ポケモンの個体値が跳ね上がり、難易度が崩壊します。攻略にえげつない時間を要して絶望しますので注意しましょう。経験者は語る。

相手ポケモンの個体値

 

また、ダツラの所持ポケモンは銀シンボル戦では個体値15、金シンボル戦およびそれ以降では個体値31となります。

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個体値が同じとは言っていない。

 

レンタルポケモンの個体値

最初のレンタルポケモン6匹の解説となります。15回以上トレードすると次周の個体値のポケモンが混ざる仕様もありますが、今回の攻略法ではトレードせずに最初のレンタルポケモンのみ使用することを想定しているため、あえて解説しません。タワーの連勝数が0の場合は、周を重ねるごとに相手ポケモンより個体値が高くなると考えればよいです。

 

レンタルポケモンの個体値

 

 

出現ポケモンリスト

相手ポケモン情報の有無によって難易度が大きく変わりますので、ポケモンリストを見ながら攻略すると良いでしょう。Days様がまとめて下さったサイトも見やすくて良かったです。(でも私は実数値も確認したかったので、後述するファクトリーツールを使用しました。)

 

 

3.乱数調整+自動化を使用した攻略法

レンタルポケモン、相手ポケモンについてはSeedによって決定されます。そのため、起動時からの待機フレームを調整して目的のポケモンを引くことで、運要素を大きく抑えることができます。本項では具体的な手法及び、使用するツールを紹介します。

最初のレンタルポケモンで目標3匹を全て引く場合は猶予フレームが少なくなるため、GC自動化推奨ですが、手動での方法も念のため載せております。

 

使用ツール

今回はGC自動化 (ORCA GC Controller) およびファクトリーツールを使用します。

ツール作成者の夜綱様の記事を共有いたしますので、ツールをダウンロードしていない方は記事内のリンクよりダウンロードしましょう。(神様仏様夜綱様だ...。)

 

ORCA GC Controller

 

ファクトリーツール

 

 

レンタルポケモンの乱数調整

自動化する場合

以下の場所でレポートを書いて、事項で紹介するマクロをORCA GC Controllerで実行して下さい。

 

手動の場合

GBAの起動画面でStartとSelectを押して「Nintendo」の文字を一旦消した状態にし、Bボタンを押すと同時にタイマースタート。ゲームを進めて「さあさあ こちらに どうぞ!」のメッセージのところで待機しタイマーが0になった瞬間Aボタンです。待機フレームは、各自の環境に合わせて調整して下さい。+215F程度が引けると思われます。タイマーはシンプルタイマーでもCCTimerでもお好みでどうぞ。

 

相手ポケモンの乱数調整

自動化する場合

更なる安定性を目指す方はファクトリーツールを用いて、相手ポケモンの乱数をしてもよいです。私は使用しませんでしたが、念のためマクロを置いておきます。「やすむ」を選択してゲームを中断した後に、各自ファクトリーツールで出力した目標の待機フレームを設定してマクロを実行して下さい。なお、ダツラは生成処理が違っており、調整が難しいですので、一般トレーナーを想定したものとなります。

 

 

手動の場合

レンタルポケモンの乱数と同様に「Nintendo」の文字を一旦消した状態にし、Bボタンを押すと同時にタイマースタート。ゲームを進めて「つづける」にカーソルを合わせて待機し、タイマーが0になった瞬間Aボタンです。+10F程度が引けると思われます。フレームが多少ズレた場合でも、相手トレーナーの手持ちを確認することはできますので、メリットは大きいです。

 

 

4.有用フレーム紹介

レンタルポケモン乱数調整時の有用と思われるフレームを紹介します。

初めに言っておきますが、私はバトルフロンティアのプロフェッショナルではありませんので、構築についてはより良いものがあるかと思います。

また、「目標の3匹がレンタルできるフレームが最低±1F以上の猶予がある、最大待機時間が2万F程度」という基準の中で待機フレームを選定しております。

 

1周目

待機フレーム : 4196〜4201F

レンタルポケモン : ゴローン、ロゼリア、リザード or ブビィ

ゴローンの不利対面をロゼリアかリザード or ブビィで受ける構築です。この周は相手のAIが弱いので、苦戦せずに勝てると思います。

 

ORCA GC Controller スクリプト用うpろだに投下したマクロも共有します。(以下同じ。)

 

 

 

2周目

待機フレーム : 2037〜2044F

レンタルポケモン : サワムラー or エビワラー、アーボック、サメハダー

この周はザングース、ヤルキモノ、サワムラーなど、高火力物理アタッカーが強いイメージですが、2匹以上パーティーに組み込むと、カイロスやゴーストタイプのポケモンが怖いので、アーボックとサメハダーを採用しております。ちなみに金シンボル制覇のRTAでも使われている構築のようです。

 

 

 

3周目

待機フレーム : 20128〜20132F

レンタルポケモン : ブーピッグ、ザングース、ラッキー

わざ範囲の優秀なブーピッグ、ザングースに加え、優秀な耐久型のラッキーを採用しております。急に待機フレームが増えましたが、構築が強い上に猶予フレームも±2Fも確保できおりますので迷わず採用しました。また、耐久ワタッコに対して、冷パンや燕返しで強く出れるのも、良いところです。

 

 

 

4周目

待機フレーム : 16628〜16630F

レンタルポケモン : ヘラクロス、メタグロス、ラグラージ

この周から強い個体が多くなります。サマヨール、ラグラージ、メタグロス、ハピナス、へラクロス、エアームドなど意識が必要な個体が複数おりますので、構築をかなり迷いました。これらのポケモンに詰まされることがなく、個々の性能も高いポケモン、待機・猶予フレームを総合的に考えた結果、こちらの3匹となりました。他に良いフレームがあれば教えていただければと思います。ラグラージは炎を受けれて強かったです。(リザードンは大文字のPPを枯らして下さい。)

 

 

 

 

5周目

待機フレーム : 9217〜9220F

レンタルポケモン : メタグロス、プテラ、カビゴン

強そうなポケモンを集めただけですが、ここまで来ると相手ポケモンとの個体値の差が大きくなり、最初のポケモンさえしっかり引ければ問題なく勝てると思います。メタグロスで倒しきれない炎、地面等を裏に任せます。4、5周目は猶予フレームが少ないのが玉に瑕です。

 

 

 

6周目

待機フレーム : 9268〜9272F

レンタルポケモン : ヘラクロス、スターミー、メタグロス

こちらも強いポケモンを捩じ込んだだけです。猶予±2Fを確保できおり、素晴らしいです。ほぼヘラクロス1匹でなぎ倒せますが、苦手なポケモンは裏に任せましょう。ヘラクロス、スターミー共に技範囲が広く、とても使いやすかったです。

 


 

5.おわりに

以上、自動化と乱数調整を使用したバトルファクトリーの攻略法について紹介させていただきました。皆さまの大切な時間を空費しないためにも、ぜひ参考にしていただければと思います。いつかNx版に移植するかもしれません。