【ポケモン3世代】自動化を駆使して努力値基地を構築した話

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の277日目の記事です。

ポケモン3世代で努力値を振るには、効率だけ考えれば「ひみつきち」を利用するのが一番です(通称:努力値基地)。他のプレイヤーとレコードを混ぜると、相手の秘密基地が自分のゲームのフィールド上に登録され、クリア後であれば基地の中にいるトレーナーと対戦することができます。

各ステータスの努力値が+3のポケモンを6匹用意して、秘密基地に登録することで、簡単に努力値を振ることができます。1基地あたり基本+18の努力値が獲得でき、「ポケルス」と「きょうせいギプス」を併用すれば+72まで努力値を獲得できます。

私は以前、「野生努力値振りを完全自動化するプログラム」を作成していたため、秘密基地を使う機会はメッキリ減りましたが、オフ会で共有するため新たに再構築しました。(中古ロムのTNで基地が登録されているのが、気に入らなかった。)

今回は自動化プログラムを大量に利用して、努力値基地を構築したので、その記録を紹介させていただきます。

レコードの仕様等はこちら記事が分かりやすかったです。見ましょう。

 

2.努力値基地用ポケモンの捕獲

努力値基地用のポケモンを用意するのに使ったカセットは「エメラルド」と「リーフグリーン」になります。(経験値道場も必要ならルビーも使用。)

とくぼうを振るのにヤドキングを使用するため、ヤドンが出現しない「ファイアレッド」では不可能です。また、努力値基地用ポケモンはレベルが高いと、単純に倒しにくかったり、Lv50のポケモンを育成する際にオーバーレベルする危険があるので、最低レベルのポケモンを用意します。各ステータスに対応したポケモンの捕獲方法については以下となります。

 

H:Lv3プクリン

FRLGでLv3のプリンが「3ばんどうろ」で3%程度の確率で出現します。自然遭遇するのは大変なので、野生乱数で6匹集めることにしました。使用しているカセットは「前期のリーフグリーン(LG20)」となりますので、眼鏡ポッポさんが公開している初期Seedリストを使って、Lv3プリンが並んでいるSeedを3gensearchを使って、手作業で探しました。

初期SeedはLG20の「モノラル/ヘルプ」で2096Fで出る0xA237を使います。1620~1622Fに3体のプリンが並んでいるため、フレームが1Fずれても大丈夫です。

こちらの設定をFRLG固定・野生乱数自動化プログラムに打ち込んで、Lv3プリンを6匹捕獲します。自然遭遇するよりも各段に楽です。

次にプリンを進化させるための「つきのいし」を6個を集めます。こちらは非売品となり、サファイアに出現するルナトーンまたは、FRLGに出現するピッピから泥棒する方法を使いました。当初はピッピを対象に、泥棒自動化をで集めようと思いましたが、ピッピの出現率がかなり低く難航したため、乱数調整で「つきのいし」を持っているプリンを出現させる方法を利用しました。LG20の「モノラル/ヘルプ」の設定で2100Fで出る0xC6C9で1251Fに出現するピッピは「つきのいし」を所持しているため、泥棒で6匹分の石を集めました。

6匹分奪えば完了です。努力値基地用ポケモンの技構成については、他のポケモンとまとめて記載するので、後述します。

 

A:Lv14ダーテング

コノハナを「リーフのいし」で進化させて入手しますが、野生で出現するコノハナは最低レベルが15なので、最低レベルを狙うとなると、タネボーをLv14で進化させる必要があります。Emで「113ばんどうろ」に出現するタネボーは出現率が1%ですが、Lv13と高レベルなので、乱数調整で6匹のタネボーを捕獲します。

乱数にはRSE固定・野生乱数自動化プログラムを使用しました。タネボーが並んでいるSeedは短い待機だと見つかりませんでしたが、FRLGと違って初期Seedを合わせる必要がないので、自動化であればそこまで難しくないと思います。

あとはアメなどを使用して、コノハナに進化させます。FRLGに輸送して「リーフのいし」を使えばOKです。RSEでは「リーフのいし」が非売品のため、タマムシデパートで店売りされているFRLGに輸送するのが簡単です。

 

B:Lv20ニョロボン

トキワシティなどで「すごいつりざお」で釣りをすると出現すると、通常の進化レベルよりもレベルが低いLv20のニョロゾを捕獲することができます。ニョロボンはこのニョロゾを進化させて6匹集めます。通常だと4%程度の確率ですので、やはり乱数調整を使うのが早いです。

初期SeedはLG20の「モノラル/ヘルプ」で2139Fで引ける0xE48Dを使い、1944~1946FにLv20ニョロゾが3匹並んでいるので、このフレーム設定で固定・野生乱数自動化プログラムを動かします。

釣りのため、自然遭遇だとかなり時間がかかりますが、乱数調整を使えばサクッと用意できます。あとはタマムシデパートで「みずのいし」を6個購入し、進化させれば完了です。

 

C:Lv10アゲハント

RSEでトウカのもりに出現する「カラサリス」を進化させるのが早いです。1675~1676Fにカラサリスが並んでいるので、こちらのSeedを目標としました。カラサリスに進化するケムッソを狙っても良かったですが、調べるのが面倒でした。

捕獲してLv10まで上げるだけで、終わりです。一番手間がかかりませんでした。

 

D:Lv5ヤドキング

Lv5ヤドンに「おうじゃのしるし」を持たせて、通信交換して進化させます。Lv5であれば孵化でOKですが、捕獲した方が早そうだったので、タマムシティの水上で甘い香りして捕獲しました。LG20の「モノラル/ヘルプ」の設定で2100Fで引ける0xC6C9を使います。1236~1239Fまで全てLv5ヤドンなので、こちらの設定を使用します。

進化に使う「おうじゃのしるし」はバトルフロンティアでBPと交換、ものひろいで拾うなど、入手できる方法はいくつかありますが、準備のハードルが低いのは「ハリテヤマ」から泥棒自動化で奪う手法になると思います。ただ、私はバトルチューブ完全自動化で大量にBPを持っていたので、泥棒自動化は使いませんでした。進化するのは通信交換で秘密基地登録用カセットに送るついででも良いと思います。

 

S:Lv3ライチュウ

「トキワのもり」のピカチュウは孵化Lv5よりも低いLv3で出現します。例にも漏れず、乱数調整と自動化を使用して6匹捕獲します。LG20で「モノラル/ヘルプ」の設定で2096F引ける0xA237だと、1944~1946Fに3体のピカチュウが並んでいますので、この設定を使っていきます。

6匹捕獲したら、タマムシデパートで「かみなりのいし」で進化させます。

 

けいけんち:Lv100ラティオス

経験値道場では基礎経験値が255のラッキー(ハピナス)を使う方が多いですが、爆発要員を用意するのも、げんきのカケラを使うのも、交代するのも面倒なので、「おきみやげ」を覚えたラティオスを使うのが最適だと考えています。6段階こうげきを下げられても、交代せずにプラスパワーを使うだけでいいのはかなり楽です。

通常、6匹集めるのはかなり大変ですが、ルビーのストーリーを自動化させればかなり負担を軽減することができます。クリア後にラティオスを徘徊させて、Lv14以上のポケモンを先頭にしてゴールドスプレーを使い、110ばんどうろの草むら往復し、ラティオスが出現しなければ「サイクリングロード受付施設」に入って、ラティオスの位置を変える...という作業をひたすらに繰り返します。

ラティオスが出現したら捕獲します。ストーリー自動化ではマスターボールを残してくれているので、捕獲自体はとても簡単です。

レベル上げはものひろい乱数自動化で用意した大量のアメを使用します。時間がかかってもよいという方はマッハ海流でも良いです。Lv100まで上げたら、ハートのウロコを「ハジツゲタウン」のわざマニアに渡して、「おきみやげ」を覚えさせれば完了です。

 

技構成について

覚えさせる技は倒すのに支障とならない技を1つだけ覚えさせておきます。私はBPを大量に持っていたので、36匹全員に「いびき」を覚えさせました。

BPを使うのが難しいという方は以下がオススメです。「しんぴのまもり」はミナモデパートでわざマシンを購入できます。「あまごい」のわざマシンはやや面倒ですので、余っているであろう「ねごと」の技教えを使うのも手です。

プクリン:しんぴのまもり
ダーテング:せいちょう
ニョロボン:あまごい or ねごと
アゲハント:しんぴのまもり
ヤドキング:しんぴのまもり
ライチュウ:しっぽをふる

技を覚えさせたら、ほかの技を忘れさせます。全員のわざを忘れさせるのは地味に面倒でした。

 

3.努力値基地の登録

ポケモンの用意ができたら、RSのストーリーを進めて、秘密基地を作ります。TNは「ステータスの名前(例:すばやさ)」にすることで、基地に入った瞬間にどの努力値基地なのか分かるようにしました。

また、IDと性別によって、ひみつきちでの姿が変わるため、各ステータスごとに統一させました。(参考:IDチェッカー

ストーリーは当然自動化させますが、RSは全国図鑑にする前でもホウエン以外のポケモン送ってこれるので、ラティオスを捕獲する場合などを除けば、殿堂入りまで進める必要はありません。目的の場所にひみつきちが登録できる程度までストーリーを進め、111ばんどうろで「わざマシン43(ひみつのちから)」を回収します。

その後、「ひみつのちから」を使って目的の場所に基地を作り、努力値基地用ポケモンを連れてきて、レコードをまぜます。

登録できたら、ポケモンを元のカセットに戻して、またストーリーを始めからやり直します。これを19セットやる必要がありますので、複数台のGC自動化環境があるとなお良いです。

注意点としては配布用カセットとして、2データを残しておくことです。ひみつきちを「とうろく」すると、その基地は別のカセットとレコードを混ぜても上書きされなくなります。各カセットで別々の秘密基地を登録すればOKです。

 

4.努力値基地の場所について

ひみつきちは自分の基地を含めて、計20か所設置が可能です。私はレベル上げは基本アメを使っているので、努力値基地は各3か所で経験値基地を1か所としました。

ひみつきちの選定にはエメラルドの全体マップが見れるサイトが便利です。移動の負担を減らすために、「111ばんどうろ」と「115ばんどうろ」の2か所で網羅できるように秘密基地を登録しました。具体的な場所も写真付きで掲載しておきます。

 

HP 3か所(115ばんどうろ)

 

こうげき 3か所(111ばんどうろ)

 

ぼうぎょ 3か所(115ばんどうろ)

 

とくこう 3か所(111ばんどうろ)

 

とくぼう 3か所(111・115ばんどうろ)

 

すばやさ 3か所(115ばんどうろ)

 

けいけんち 1か所(111ばんどうろ)


5.おわりに

自動化でもそれなりに大変でしたが、なんとか作ることができました。徘徊ラティの捕獲とポケモンの輸送、つきのいしピッピの炙り出しが特に辛かったです。末期3世代病の方は秘密基地の内装までこだわるらしいですが、私にはとてもできません。複数人で担当して、オフ会で集約するなどしたら面白そうですね。

オフ会といえば、9月14日に京都エメラルドオフが開催されるようです。こちらの秘密基地も配布します。

他の配布物も充実しているようです。ぜひ参加して下さい。

【9月14日 第3回関西エメラルドオフ】〜 20周年記念 3世代応援ブースの紹介 〜

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の274日目の記事です。

9月14日にGBA、GC時代のポケモンで遊ぶ交流会:第三回関西エメラルドオフが京都で開催されます。エメラルドは2004年9月16日に発売し、今年で20周年になります。20周年記念オフということで、豪華な配布物を用意した3世代応援ブースを設置しますので、内容について紹介します。

現時点で30人程度の参加者がおりますが、初参加の方や、対戦に触れたことが無いよという方も珍しくないですので、気軽に参加して下さい。みんなで祝おう20周年。

というか私も初参加だし、対戦も全くわかりません。一緒に遊んでくれ。

 

むげんのチケット配布

「むげんのチケット」をおすそ分けで配布します。徘徊では理想個体のラティ兄弟を捕まえるのが、現実的ではありませんので、「みなみのことう」で捕獲するのがベストです。エメラルドオフではむげんのチケットを配布可能な方が数人いますので、複数ROMへのおすそ分けもウェルカムです。ストーリーはレコードが解放されるキンセツシティまで進める必要があります。

 

カードe+読み込み

「もようがえグッズプレゼント」「ダブルバトルカードe+」「ナゾのみ」「バトルカードe+」「Eon Ticket」など、有用なカードe+が大量にあります。

「もようがえグッズプレゼント」は1つのルビー・サファイアのカセットに対して、受取数の制限は設けられていませんので、大量に読み込ませたい方のために、自由に使用できるGBA SPを1台は常駐させる予定です。

「ダブルバトルカードe+」はクリア後のコロシアムのデータが入ったメモリーカード持ってくれば読み込み可能です。バーチャルトレーナーと戦うために、カードe+の読み込みが何度も必要ですが、4~5時間程度あればトゲピー、メリープ、ハッサム全てを色違いで乱数することも一応可能です。

「バトルカードe+」はEmとFRLGに読み込むと「トレーナーヒル」と「トレーナータワー」にトレーナーが出現します。「わざマシン26(じしん)」や「ゴージャスボール」など、有用な報酬がもらえる組み合わせができるものを用意しています。

 

努力値基地レコード

努力値振り用の秘密基地の配布です。レコードすることで、クリア後に秘密基地内のトレーナーと戦い、努力値を振ることができます。

基地の内訳はプクリン×3(HP)、ダーテング×3(こうげき)、ニョロボン×3(ぼうぎょ)、アゲハント×3(とくこう)、ヤドキング×3(とくぼう)、ライチュウ×3(すばやさ)、ラティオス×1(けいけんち)です。私は努力値振りに特化していますが、経験値道場を多めにした基地を配布している方もいるので、自分の環境に合わせてレコードしましょう。後日、位置などの詳細はまとめます。

 

Em・FRLG ID調整自動化

GC自動化を利用して、EmとFRLGのID調整をできます。人力で表裏IDを調整するのはほぼ不可能なので、自動化でTID00000を狙いましょう。SIDの調整まで可能です。

FRLGはEmほど再現度が高くないので、その日のうちに成功できるとは言い切れませんが、Emであればほぼ可能です。私からのお願いとしては、私は遠征でGCを複数持ち込むのが難しいので、お貸ししていただける方がいればありがたいです。キャプボとGBPなら、3台分持っていけます。

 

ふしぎなアメ、ポイントアップ、BP配布

ものひろい乱数自動化とバトルチューブ完全自動化で集めた、育成アイテム大量のROMを用意しています。アメは7000個、BPはカンストしていますので、好きなだけ使って下さい。

育成するポケモンを私のROMに輸送してもらう想定をしています。更にGC自動化を使った「野生努力値振り自動化」や「なつき度上げ自動化」も可能ですので、即日育成や「おんがえし」を覚えた個体のケアも可能です。

 

BV共有(メソズレ破壊孵化乱数、バトルチューブ、ものひろい)

通信対戦を利用したBVSeedの共有です。メソットズレにも破壊孵化乱数用のBV(6V、めざ氷、めざ炎の3種)、バトルチューブ完全自動化用BV、ものひろい乱数用BVを用意します。BVは余分な待機時間が少なくなるように、うまく調整してお渡しします。ストーリーはクリアしてフロンティアパスを貰うまで進める必要があります。

 

GBA裏ラベル、GCメモリーカードラベル配布

GBAとGCを管理するためラベルの配布です。大量に印刷したので、予備分も含めてもらっていただいて構いません。ただ、GBA裏ラベルはインクジェット&マット紙で印刷しているので、完成度はあまりよくないかなとも思っています。

 

電池ソケット化、清掃

GBAカセットの電池交換・清掃を無償で行います。ソケットは大量に用意していますが、電池(CR1616)は20個程度しか用意していないので、もし沢山電池交換したいという方がいれば、各自で買ってきていただけると助かります。

 

汎用個体配布

汎用個体の配布です。内容としては置き土産ラルトス(ポロック用きのみ所持、シンクロ個体もあり)、ポケルス、努力値振り用ランターン、泥棒バタフリー、きのみどり用色サファリドードリオ、ミニポケモンでジャンプ用色トランセル、コンテスト周回用ドーブル、最速Lv5りゅうのいかりドーブル、高レベルものひろい要員、マボロシじま出現個体、IDくじ用個体を想定しています。後はコロシアムの拡張ディスクでセレビィ配布も可能です。

残された時間の中で1匹1匹捕獲して集めるので、内容に変更が生じる可能性があります。これだけは用意してほしいという要望があれば、お早めに連絡いただければ対応します。

 

ドードリオのきのみどり

FRLGのトレーナーカードをゴールドにする条件の1つとして「ドードリオのきのみどり」で全員が一度の挑戦できのみを200個以上を達成するというものがあります。3人以上揃わないと、ほぼ不可能ですので、私と一緒に遊びましょう。ドードリオは私が用意した個体を使っても良いです。ワイヤレスアダプタもGBASPも余分にあります。結局、ミニポケモンでジャンプの方が難しいので、それクリアしないとゴールドに出来ないんですけどね。

 

きのみクラッシュ

きのみを一つ以上持っている状態で、FRLGではハナダシティの民家、Emではカイナシティの市場に行き、「こないれ」をもらうと、ポケモンセンター2階のダイレクトコーナーで「きのみクラッシュ」が選択可能です。(ワイヤレスアダプタを使います。)

砕いた「きのみのこな」をポイントアップと交換できます。効率の良い「サンのみ」と「スターのみ」があれば良かったのですが、栽培が間に合わなかったので、ナゾのみを大量に持ちこむ予定です。一緒に砕きましょう。

 

ポロックづくり

全性格対応のコンディションMAX用ポロックを作る場合は通信が必須です。きのみはこちらで用意できます。ポロックレシピのラミネートも用意してます。お気に入りのポケモンのコンディションをMAXにしてはいかがでしょうか。

 

以上となります。オフ直前での紹介となり申し訳なかったですが、新しく参加者が増えてくれると泣いて喜びます。

【ポケモン3世代】GCメモリーカードラベルとGBA裏ラベルを作ってみた

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の271日目の記事です。

ポケモン3世代勢は多くの人間がGBAのカセットを複数所持しています。周回用ROMに加えて、Emであれば孵化乱数等のBVSeed保存用、IDくじ用。RSなら電池待機を同時に行うためなど、理由は色々とあります。私自身もRSEを7個ずつ、FRLGは3個ずつ所持していますが、カセットが複数あると、どれがどのデータか分からないという問題があります。

GBAカセットだけではなく、Co/XDに使うメモリーカードについても同様です。私の場合はメモリーカード自体が安価ということもあり、周回データを消さずに新しいものを追加していった結果、7枚のメモリーカードが転がっています。

そこで、GBAカセットとGCメモリーカードをスマートに管理するためのラベルシールを作成してみました。

 

 

2.GCメモリーカードラベル

まずは印刷するCo/XD用のメモリーカードをイラストレーターを使用して、デザインしました。記入欄は主人公の名前、TID・SIDが必須で、後は人によっては「どの個体を光らせるか」、「どの色回避個体を狙うか」、「教え技やホウオウは残っているのか」などを記録しておきたいと思いますので、簡単なメモ欄を追加したバージョン等も作りました。

 

ラベルの大きさは横32mm×縦25mmくらいがちょうどよかったです。元々は市販で買えるラベルシートに印刷するつもりでしたが、いざ印刷すると粗くなってしまったので、ローソンのネットプリントを利用しました。左が市販のラベルシートで、右がローソンのネットプリントで印刷したラベルとなりますが、ネットプリントはかなり鮮やかに印刷できています。


印刷方法は簡単で、LINEで「ネットワークプリント」と友だちになり、画像ファイルを送ると発行されるユーザー番号をローソンのマルチコピー機に入力するだけです。(もし、ご自身で印刷したいという方がいればご連絡下さい。)

 

実際に印刷したものがコチラです。カッターナイフで大まかにカットした後、ハサミで角は少し丸くしました。こちらをメモリーカードに貼り付けて完成です。

 

 

3.GBA裏ラベル

GBA裏ラベルはめらるばさんが印刷用ファイルを公開しておりましたので、デザインはそのまま使わせていただきました。GBAの雰囲気ともマッチしていて、とてもクールなデザインです。

 

ラベルシートはA-ONEの貼ってはがせるラベルシートを使いました。こちらはマット紙のため、ローソンのネットプリントほど綺麗に印刷できませんが、カセットを差し込んだ時にTIDとSIDを確認できるようラベルを折り曲げる必要があるため、マット紙の方が扱いやすかったです。ローソンのシール紙だと、折り曲げると剝がれちゃいますので。他に良いラベルシートがあればぜひ教えて下さい。

 

ラベルシールの印刷・カットに使う機材はファブスペースでお借りしました。プリンターでラベルシートに印刷し、Silhouette CAMEO4というカッティングマシンで切り取っていきます。せっかくなので、大量のラベルシートを持ち込み、4時間いっぱい使って、計1000枚程度のラベルを生成しました。

 

「台紙に用紙を貼る」→「カーティングマシンをセットする」→「PCでカーティングマシンを起動する」→「カットしたラベルを台紙から外す」という作業をぶっ続けでやるのは中々大変でした。

 

失敗だったのはGBAのネジと重なる箇所の印刷設定がうまくできなかったことです。Silhouette Studioというソフトを使って印刷領域を設定するのですが、基本は画像の外枠を印刷範囲として認識するため、元々の画像だとネジと重なる部分を除くことができませんでした。

カッティングマシンの仕様は調べれば分かっていたことなので、事前に調べなかったのが敗因です。当日はイラストレーターで編集する時間もありませんでしたので。

とはいえ、電池交換が不要であればこのままで良いので、必要に応じて、穴あけパンチやハサミで加工するのが良さそうです。繋がった方が見た目的には良いので、各自のニーズの合わせて加工できるともいえます。

後は分かりきっていたことですが、インクジェットよりレーザープリンタの方がカセット抜き差しでインクが滲まないので、絶対に良かったです。

 

完成品としてはこんな感じです。GBAやGBA SP、GBPで使う上では問題ないですが、DSだと差し込み口が狭いので、慎重に入れる必要があるかもしれません。

 

 

4.おわりに

GCメモリーカードラベル、GBA裏ラベル共に大量印刷したので、9月14日の京都エメラルドオフの配布物の1つにする予定です。(GBA裏ラベルの配布は制作者様に許可を取っています。)

詳細は次の記事で書きますが、配布物がかなり充実していますので、ぜひご参加下さい。

【ポケモンRS】method4ラティアスの乱数調整について(自動化利用)

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の257日目の記事です。ポケモンRSの固定シンボルは通常はmethod1ですが、ポケモンボックスの「ぼうけんにでる」からプレイすることで、method4個体を狙うことができます。今回は自動化を駆使して、method4臆病5Vラティアスの乱数調整に成功したので、ID調整から捕獲までの一連の流れを書き記していきます。

 

 

2.ID調整

まずは個体を光らせるためのID調整を行います。3gensearch(DL先)の「個体逆算」タブから、目標個体の検索します。狙ったのは3世代固定の臆病5Vで、その中でもA種族値が最も低い個体となります。

性格値:425A4AC3
Seed:1CD51412
おくびょう  31 - 4 - 31 - 31 - 31 - 31 

 

この個体の性格値をコピーし、「ID調整」タブから目標の待機時間を検索します。光らせるだけなら、電池切れで適当なIDでいいですが、私はID0以外許さないマンなので、電池ありでIDを検索しました。狙ったのは電池待機94分、675284F待機のTID 00000、SID 2203のIDです。

 

ID調整には過去に自分が作成した自動化プログラムを使用しました。自分は電池を交換だけして、電池待機とフレーム合わせは全て自動化にやってもらいます。2回程度の試行で成功したと思います。

 

 

3.ストーリー進行・ゴージャスボール集め

孤島ラティアスはクリア後でなければ遭遇できないので、ストーリーをクリアし、なおかつオシャボで捕獲したいと思ったので、コンテスト周回でゴージャスボール集めも行いました。

 

ストーリーは... 自動化しました。

 

コンテスト周回も... 自動化しました。

 

 

4.待機時間検索・ラティアス捕獲

Emから捕獲要員、素早さ判定要員、ものひろい乱数自動化で拾ったピーピーマックスを輸送し、絵画Seedを使って乱数調整を行いました。「個体逆算」タブで生成Seedが1CD51412になるかとが分かったので、「その他」タブの「初期Seed検索」から、待機時間を検索します。絵画Seedは0xFDFB62413F待機すれば目標個体が出現することが分かりました。

 

はい、乱数にはもちろん自動化を使います。ラティアスが光ってもmethod4になっているかどうかは、捕獲または素早さ判定をしなければ分かりません。そのため、色個体の素早さ判定が通るまで完全に自動化しています。

 

検索した諸情報を自動化プログラムに入力して実行し、捕まえた個体のステータスを3gensearchの「固定」タブに打ち込みながら待機時間を微調整しました。プログラムで色違い&素早さ判定が通らなかった場合は捕獲して、ステータスをLINEに送信するオプションにしたので、ゲーム画面を見る必要もありません。

 

半日ほど自動化プログラムを動かした結果、寝てる間に成功してくれたようです。2回目でmethod4になり、30個程度でゴージャスボールに入ってくれました。

次はラティオスのmethod4個体も狙ってみたいですね。同個体か控えめめざ炎が候補でしょうか。

 

 

5.おわりに

ポケットモンスター ルビー・サファイアとは

である。

【導入記事】Raspberry pi picoを使いNx Macro Controllerでゲームキューブを自動化

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の255日目の記事です。

ここ最近では、ポケモン3世代の自動化プログラムが大量に作られており、それに伴いGC自動化を導入している方が着々と増えているのを感じています。

自動化ツールは画像認識など汎用的な機能を備えたPoke-ControllerNx Macro Controllerが使われることが多く、Poke-Controllerを主軸に置いた導入記事はジュナリさんが公開して下さっていますが、Nx Macro Controllerの導入・設定についても解説しておくべきだと感じたので、今回の記事で紹介させていただきます。

私自身、Nx Macro Controller用の自動化プログラムを数多く公開しており、最近ではプログラムについて質問されることが増えてきました。その内の多くは「解像度が合わなくて画像認識がうまくいっていない。」という内容ですので、対処法についても紹介します。



 

2.マイコンボードの配線、フォームウェア導入

まずは、GCを操作するマイコンボードの配線及びフォームウェアの設定です。(要はシリアル信号をGCコントローラーとして認識させるための準備です。)

こちらについてはジュナリさんのPoke-Controller導入記事の「必要な機材等(緑文字はリンク付き)」「2.操作関連(マイコン等)」で紹介されているものを購入し、「導入手順」「2.操作側の配線」「3.ファームウェアの導入」をもとに配線&フォームウェア書き込みすればよいです。

ただし、「1.映像出力関連」はPoke-ControllerとNx Macro Controllerで違ってくる部分もあるので、次項で解説します。

 

 

3.キャプチャボードの選定

画像認識が必要となる他人が作成した自動化プログラムを動かすには、ツールに出力する解像度を合わせる必要があります。例えば私が作ったプログラムを動かす場合、720×480で映像を取り込む必要がありますが、種類によっては映像が引き延ばされるなどして、うまく認識できない場合があります。

情報を持っているキャプチャーボードの仕様をまとめましたので、自分に合わせたものを選定して下さい。

 

GV-USB2

HDMIではなくアナログ出力のキャプボです。コンバーターが不要となりますので、USB3.0 Capture + GCPlugを買うよりも安く済みます。やはりHDMI出力に比べて、画質は落ちますが、画像認識がうまくいかなかったという話はほぼ聞きません。また、S端子ケーブル(500円くらい)を使えば多少は画質を上げれます。

問題点としてはPoke-Controllerには直接映像を出力できないため、OBS-Cameraを通す必要がありラグが生じます。(OBS-Cameraについては後述。)

ジュナリさんのストーリー自動化では問題なく動きますが、他のプログラムでもうまくいく保証はありません。Nx Macro Controllerだけ使うのであれば気にならないです。

 

USB3.0 Capture

ジュナリさんの記事で紹介されている格安キャプボです。Poke-Controllerを動かす場合であれば問題はありませんが、Nx Macro Controllerとはあまり相性が良くありません。

こちらのキャプボはNx Macro Controllerに映像を直接取り込むと映像は引き延ばされてしまいますので、一般的な720×480で想定している自動化プログラムを使おうとすると、画像認識がうまくいかなくなります。

OBS-Cameraを使えば解像度を720×480に直してから取り込むことができますが、映像にラグが生じるため、私の作成したプログラムが正常に動作しない場合があり、その場合は待機時間に余裕を持たせるなど、各自での修正が必要になります。(正直、Nx Macro Controllerで使うにはオススメしません。)

 

GC553

Nx Macro Controller、Poke-Controller共に直接映像を所得でき、低遅延で画質も良い素晴らしいキャプボです。GC自動化に使うにはオーバースペックすぎるかもしれませんが、お金に余裕がある方にはオススメです。私は古いモデルのGC551(現在は生産終了)を使っており、こちらも両対応できるキャプボとなります。中古でも良いという方はコチラも候補に上がるかもしれません。

 

GV-USB3

こちらもNx Macro Controller、Poke-Controller共に直接映像を所得できるキャプボです。GC553ほど性能は高くありませんが、こちらも画質が綺麗で良いキャプボです。

 

※ 他にもNx Macro Controller、Poke-Controllerの両方で既存のプログラムを問題なく動かせるキャプボがあれば、ぜひとも教えて下さい。情報をお待ちしております。

 

 

4.Nx Macro Controllerのインストール

自動化プログラムを実行するNx Macro Controllerについては、開発者である、ぼんじり様の記事の「2)ダウンロード」の項からダウンロードできます。

記事内の必要環境に記載されている内容は「Switch自動化」を想定したものですので、「CH552-SERIAL」や、「Bluetoothドングル」を用意する必要はありませんので、ここではツールのダウンロード&インストールだけすれば大丈夫です。

 

 

5.Nx Macro Controllerの設定

インストール後すぐにツールを使うことができますが、事前にやるべきだと感じる設定を紹介します。

 

LINE Notifyトークンによる通知

Nx Macro ControllerではLineNotifyコマンドを使うことで、自分のLINEに通知することができます。プログラムの終了や、進捗状況を確認するのに便利な機能です。

 

設定の手順としては以下のLINE Notify公式サイトにアクセスし、通知させたいLINEにログイン&連携します。その後、マイページに移動し、ページ下部の「トークンを発行する」を選択します。

 

 

その後、トークン名を指定し,グループを選択すると発行することができます。

 

発行したトークンを「ツール」→「オプション」→「環境設定」にある「LINE Notifyトークン」の欄に入力すればOKです。



フォーカス合わせ

プログラムの実行中に実行しているコマンドにフォーカスを合わせる機能です。この機能を有効にすると、実行中のコマンド(グレーで着色されている行)に合わせて、自動でスクロールしてくれます。

 

「ツール」→「オプション」→「環境設定」にある「実行中の行にフォーカスを合わせるを選択する」にチェックを入れるだけでOKです。

 

 

6.映像の取り込み

こちらはジュナリさんの記事の「1.映像出力側の配線」を参考に配線します。キャプチャーボードが変わっても、つなぎ方は基本的に変わりませんが、GV-USB2はHDMIに変換しないため、コンバーターは不要です。

配線が終わったら、赤枠部分からキャプチャーボードを選択して、接続を押せばツールに取り込みができます。マイコンの接続は緑枠から可能、自動化プログラム(.nxc)の読み込みは青枠の「ファイル」を選択して、「マクロの読み込み」から可能です。



7.映像を720×480で取り込む方法

USB3.0 Captureなどのキャプボを使用して、直接720×480で映像を取り込めない場合の手順となります。(問題なく取り込める方は作業不要です。)

なお、この方法を使うと、画像認識はうまくいきますが、OBSを経由するため、ラグが生じるので注意です。

 

OBSのダウンロード

OBSは以下のサイトよりダウンロードできます。(筆者は古いバージョンを使用しているので、若干画面に差異があるかもしれません。)

 

OBSの設定

手順としてはまず「ソース」の「+」をクリックして、「映像キャプチャデバイス」を選択します。

 

デバイスはNx Macro Controllerに読み込ませるキャプチャーボードを選択してOKを押します。すると映像をOBSに取り込むことできます。

 

次に右側の「設定」から「映像」タブを開きます。そこから「基本(キャンバス)解像度」および「出力(スケーリング)解像度」を720×480に設定します。(キャンバスを右クリック+出力サイズ変更(ソースサイズ)の方が楽かも?)

 

次に「仮想カメラ開始」をクリックして、OBSの出力をカメラ映像として認識させます。

 

カメラ映像として認識できるようにしたら、Nx Macro Controllerで「OBS-Camera」を選択します。これで720×480で映像を取り込めますが、うまく映像を送れないという方は次に説明する方法を試してみて下さい。

 

仮想カメラで映像を取り込めない場合

新しいバージョン(ver28.0以降)で仮想カメラを使ってうまくいかないという方はOBSに「VirutualCam」のプラグインを入れる or 古いバージョンのOBSを使って、VirutualCamを使うことでうまくいく可能性があります。(私もこのパターンです。)

プラグインを入れる場合の参考記事または、古いOBSのダウンロード先のリンクを貼りましたので、こちらの方法を試してみてください。

 

OBSにプラグインを入れる

 

Ver27.2.4のOBSダウンロード

 

プラグインまたは古いバージョンのOBSインストール後、「ツール」→「VirutualCam」から「OBS-Camera」を選択して「Start」を押せばOKです。Nx Macro Controllerで映像が映れば成功です。

 

 

8.おわりに

以上となります。自動化導入で苦戦している方の助けになれば幸いです。何か不明点がありましたら筆者のXアカウント(@Natu5307051)を送っていただければと思います。

また、ポケモン3世代に自動化プログラムは下記のサーバーに集約されていますので、自動化を動かしてみたいという方は是非ともご参加下さい。

 

【ポケモン3世代】汎用ポケモンまとめ

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の253日目の記事です。ポケモン3世代において、「捕獲用ドーブル」や「トロピウス」など汎用的なポケモンは数多く存在します。今回は3世代を快適に遊ぶためのヒントになることを期待して、そんなポケモン達をまとめてみました。基本的に概要だけ説明するので、詳しい解説を見たい方はお供の記事を確認するなどして下さい。

 

捕獲用ドーブル

伝説・準伝説の捕捉率が低いポケモンを捕獲する場合は、先発でPP枯らし&命中率を下げた後に、1匹目のドーブルで積み、2匹目でHP削り&眠らせてボールを投げるという動きが基本です。

1匹目のドーブルは「あまえる & てっぺき & かげぶんしん & バトンタッチ」という技構成で、相手ポケモンの攻撃を6段階下げ、自身は防御&回避を6段階上げることで、「わるあがき」の自傷ダメージを抑えます。

積み終わった後に2匹目のドーブルにバトンタッチして、能力を引き継ぎます。2匹目は「みねうち & キノコのほうし & トリック & みがわり」を覚えさせておき、みねうちで急所でHPが1にならない程度まで削った後に、眠らせてボールを投げ、HPが減ったら食べ残しトリックで回復させます。「みがわり」は急所で「わるあがき」を当てられた際に自傷ダメージが大きくなりすぎないようにするためのものです。

Lv100であれば先制できますので、A or B上昇補正でABぶっぱが良いと思います。「みねうち」で削りすぎたり、「わるあがき」の自傷ダメージが増えるのを嫌う場合はHA逆Vのずぶといドーブルという変体個体を用意してみてはいかがでしょうか。

RSの「グラードン」、「カイオーガ」なら命令無視対策でLV70以下調整および天候を変えるポケモン、レジ系ならクリアボディ対策で「スキルスワップ」を覚えるポケモン、「徘徊ポケモン」なら「くろいまなざし & ねをはる(三犬の吠える対策) & キノコのほうし & みねうち」を覚えたドーブル、「ミュウ」なら捕捉率の低いポケモン(変身させる)など、固定シンボルによって最適なポケモンは違ってきます。その辺はばすたぁさんの記事が分かりやすかったです。

 

 

捕獲用サマヨール、ムウマ

君たちCoとXDでも活躍してなかった?

前述の捕獲用ドーブルに交代する前に、先発でPPを削るポケモンです。「サマヨール」は命中率を下げる「フラッシュ」、HP判定用の「ナイトヘッド or いたみわけ(遺伝)」を覚えるほか、特性が「プレッシャー」なのでPPを切れを早くできます。加えて耐久が高く、素早さが遅いため、S判定用の調整がバッジ補正込みでもやりやすいです。

「ムウマ」は命中率を下げる「フラッシュ」、HP判定用の「いたみわけ(遺伝)」、レジ系クリアボディを無効にするための「スキルスワップ」、PP枯らし用の「うらみ」など技のバリエーションが豊富です。

使い分けとしては、S判定をする場合や耐久を求められる場合は「サマヨール」、S判定が不要でとにかくPPを早く枯らしたい場合は「ムウマ」が良いです。

 

 

あまいかおりトロピウス

野生乱数には基本的に「あまいかおり」を使いますが、EmやRSなら「あまいかおり」を捕獲時から覚え、なおかつ「そらをとぶ」等の秘伝技も豊富なトロピウスが人気です。FRなら「ナゾノクサ」、LGなら「マダツボミ」が簡単に捕獲できます。

 

 

コンテスト周回ドーブル

RSEで「ゴージャスボール」を回収するために使います。技構成は色々案がありますが、かしこさコンテストで「めいそう」→「サイコブースト」→「めいそう」→「サイコブースト」→「みちづれ」するのが最強だと思います。マスターランクを50回やって負けなしでした。

コンディションさえ確保できれば、「めざめるパワー」や「はかいこうせん」連打でも勝てるといえば勝てますが、勝率がいいのはこの技構成です。

 

 

野生ポケモン虐殺ランターン

野生で努力値振りをする場合の結論ポケモンです。「はっこう」で野生ポケモンを誘き寄せ、虐殺する青い悪魔です。「めざパ龍」、「みずでっぽう」、「あわ」、「みずのはどう」とPPが多く、野生ポケモンに通りやすい技を覚えます。

 

 

泥棒バタフリー、イルミーゼ

野生ポケモンから道具を奪うポケモンです。Em限定ですが、バタフリーの持つ「ふくがん」は野生ポケモンが道具を持っている確率を「5%→20%」、「50%→60%」に増やす効果があります。また、イルミーゼは「ほしがる」と「どろぼう」を使えるポケモンの中でも最も使いやすいです。

 

 

置き土産シンクロラルトス

Emの野生乱数にはシンクロ要員が便利です。シンクロ要員はFRLGで「ケーシィ」をコインと交換するのが早いですが、自主退場技を持つ「置き土産遺伝シンクロラルトス」が最強です。退場した後に逃げれるように素早さも上げれば完璧です。遺伝経路は以下の記事でどうぞ。

 

 

孵化用メタモン

孵化乱数のお供です。片親遺伝用の高個体のメタモンを捕獲する場合は、シンクロ&自動化&絵画を利用して集めるのがオススメです。

 

 

ほのおのからだ、マグマのよろい持ちポケモン

こちらもEmだけですが、手持ちに入れるだけで、タマゴの必要な孵化歩数を1/2にしてくれます。せっかくですので、FRLGでLv25色マグカルゴを調達して、意識の高さを見せつけましょう。

 

 

ひらいしん持ちポケモン

エントリーコールを利用した孵化乱数に使われます。ラクライやライボルトが用意しやすいです。エントリーコールとタマゴ生成のタイミングを重ねることで、コールしてきたトレーナー情報を元に成功判定を確認することができるため、「ひらいしん」を持ったポケモンを先頭にし、コールされる確率が2倍にすると、トレーナー情報を特定しやすくなります。

 

 

きゅうばん持ちポケモン

Emでヒンバス釣り、釣り乱数をする際に先頭に配置することで、ポケモン食い付く確率を上げることができます。ボロのつりざおの場合は92.5%まで食い付く確率が上昇するので、ヒンバス釣りでは地味に便利です。釣り消費を抑えるのにも使えるかもしれません。(シンクロと併用不可ですが。)

 

 

マボロシじま出現用個体

RSEを電池切れで始めた場合、PIDの下4桁が0000だとマボロシじまが出現します。チイラのみと、野生ソーナノを回収できます。

 

 

ものひろい要員

特性「ものひろい」を所持するポケモンは戦闘後に10%の確率で道具を拾ってきます。今ではものひろい乱数自動化で「ポイントアップ」や「ふしぎなアメ」の大量回収も可能です。Emだとレベルによって拾うアイテムが変わります。

 

 

色違いトランセル

FRLGのトレーナーカードをゴールドにする条件として、2のしまのゲームコーナーでミニゲーム「ミニポケモンでジャンプ」で連続200回以上跳ぶ &「ドードリオのきのみどり」で全員が一度の挑戦できのみを200個以上を達成するというものがあります。

後半の速い縄に対応するため、滞空時間が最短であり、なおかつ背が低くツタと見分けやすい色違いトランセルが最強です。と、いいつつも「ミニポケモンでジャンプ」はあまりにも難しいミニゲームなので、200回連続で跳べた人はほぼ観測できません。

 

 

竜の牙レックウザ、心の雫ラティオス

FRLGで強化四天王を簡単に周回できるポケモンです。FRLGで「じまんシール(黒)」を手に入れる条件の1つに「殿堂入りを200回」するというものがあります。周回用ポケモンは相手の全ポケモンをワンパン可能なレックウザとラティオスが候補にあがります。バンギラスの「すなおこし」を無効化できるレックウザの方が若干効率が良いです。

 

 

きんのたま回収用ビリリダマ、イシツブテ

FRLGではゴールデンボールブリッジにいる「きんのたま」をくれるロケット団したっぱにわざと敗北することで、無限にきんのたまを回収することができます。手っ取り早く敗北するには先頭ポケモンに「じばく」を覚えさせるのが一番オススメです。イシツブテでもいいですが、アーボに先制される可能性があります。

 

 

IDくじ乱数用ポケモン

ポケモンRSEでは電池が切れてなければ、ミナモデパートの1階で1日1回IDくじを行うことができます。IDくじは所持ポケモン(ボックス含む)のIDと、IDくじナンバーの下2ケタ以上が当たれば賞品がもらえ、5ケタ一致するとマスターボールももらえます。そのため、RSでID調整を行い5ケタ一致を狙いやすいIDを用意すると便利です。

 

 

Lv5最速りゅうのいかりドーブル

Emの「トレーナーヒル」、FRLGの「トレーナータワー」を攻略する際に便利なポケモンです。相手トレーナーの使用ポケモンはこちらの手持ちの最高レベルのポケモンに合わせられるので、固定40ダメージの「りゅうのいかり」を覚えたLv5最速ドーブルが最強です。特にEmでは「ゴージャスボール」や「わざマシン (どくどく)」、「わざマシン (じしん)」などの貴重なアイテムも手に入ります。レベルを上げずにS努力値を236振り必要があるので、用意するのは少し大変です。

 

 

現在Seed確認用ムウマ、エーフィetc…

Coにおいて、瞬きからSeedを特定するのに使われます。この手法により、「スイクン」や「ライコウ」を始めとした多くのダークポケモンが乱数可能になりました。他のポケモンでも良いですが、瞬きを観測しやすいムウマが使われることが多いです。

 

 

進化瞬き用サマヨール、オクタンetc…

XDやCoの連続戦闘は戦闘中の消費により、乱数がかなり高難易度でしたが、戦闘終了後にポケモンを進化させて、進化画面の瞬き(Coなら技入れ替え画面)からSeed特定&消費を行うことができます。わそー像の擬人化である「わそー氏」が発案した天才的手法で、XDファイヤーの乱数やCoラルガタワー連続戦闘組の乱数の難易度が大幅に下がりました。

 

 

高速消費ファイヤー

ポケモンCoのID調整や、XDの乱数において、対戦モードでGBA同士のダブルバトルを行い、ファイヤーを4匹場に出すと、高速で消費を行うことができます。メラメラした翼を描画するのに、大量消費されているようです。

 

 

バトル山周回カイオーガ、ホエルオー

ポケモンコロシアムのバトル山周回をサクサク進めるためのポケモンです。雨潮吹きで全てを粉砕します。アースリボン回収に役立てましょう。

 

 

 

...いかがでしたか?

【ポケモンFRLG】初期Seed集め自動化

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の250日目の記事です。

ポケモン3世代を始めとした過去作の乱数調整は、ゲーム起動時に初期Seedが決定され、そこから目標Seedまで消費するのが基本となります。

3世代の場合はEmは「0x0」で固定、RSは電池入りだと分刻みで「0x5A0」から1ずつ増加しますが、FRLGは起動からOP画面を抜けるまでの時間、起動までにキー入力した回数・長さ、ゲーム内設定、使用言語や前期・後期ROMで細かく変動します。

そのため、「起動から何フレームでOP画面を抜ければ、どの初期Seedが出るか」というように、実際に出る初期Seedを収集していく作業が必要となります。

今の時代では眼鏡ポッポさんが集めた初期Seedリストを公開していますので、基本的にはこちらで網羅できますが、後期LGや海外版の初期Seed、あるいは初期Seed追加する場合はイーブイの受け取りや、サンダーを捕獲するなどし、その実数値を元に初期Seedを逆算して集める必要があります。(参考記事

 

夜綱さんが公開している「いーぶいでしょきしーどをもとめるつーる」で作業が簡略されているとはいえ、手作業で大量に集めるとなると、かなりの時間がかかり、なおかつ精度も悪いと思いますので、イーブイ受け取り → 実数値を画像認識で読み取り → 個体値特定から初期Seed特定までの作業を自動化するプログラムを作成しました。引いた初期Seedはcsv (またはtxt) ファイルに上から追記し、csvは眼鏡ポッポさんが初期Seedリストと一緒に公開している初期Seedビューアーにもそのまま使うこともできます。

 

 

なお、海外版の需要があるのは承知の上ですが、筆者は海外版ROMを所持していないため、日本版にしか対応していません。初期Seed集め自動化の海外版対応は、全性格の画像所得 & 0〜9ケタの画像所得 & 実数値1ケタ1ケタに認識範囲を設ける単純作業ですので、画像提供 & 認識範囲さえ教えていただければほぼ作成できます。希望があれば筆者のXアカウント(@Natu5307051)まで連絡下さい。一緒に3世代界隈に貢献しましょう。

 

 

2.初期Seed集め自動化プログラム

イーブイの性格・実数値から初期Seedを特定し、csvまたはtxtファイルに入力するプログラムです。

※ Nx Macro Controller用です。GC(GBA)自動化の導入はこちらの記事を参考にしましょう。

 

プログラム作成にあたっては夜綱さんのPokemonPRNGをお借りしました。(めっちゃ使いやすかった。)

 

 

ゲームでの設定

・「はなしの はやさ」を「はやい」にする。
・ ゲームボーイプレイヤーの画面設定を「フル」にする。
・ イーブイのステータスを確認するため、手持ちを1枠以上開けておく。

 

Nx Macro Controllerでの設定

【個体・初期Seed決定に関わる設定】

・「Var Reasion」で使用言語(現状JPNのみ)を入力する。
・「Var Frame1」で初期Seed決定の開始フレームを入力する。(1ずつ増加する。)

・「Var Seeds」で所得する初期Seedの数を入力する。
・「Var Frame2」で個体決定フレームを入力する。
・「Var Range」に個体決定フレームの許容値を入力する。(±2で十分。)
・「Var Threshold」に画像認識の閾値を入力する。(基本修正不要。)

※ Frame1、Frame2の微調整(オフセット)は「81行」、「84行」で行って下さい。Frame2周辺の個体を検索するため、Frame2で調整すると検索に引っかからなくなります。

 

【初期Seedのファイル出力設定】
・「Var OutputType」に初期Seed入力形式(「"Excel"」または「"Text"」)を入力する。
・「Var FileName」に記録させるファイルの名称を入力する。(自動で作成される。)
・「Var Mode」にファイルに記録するサウンド・ボタンモードを入力する。

 

csv出力の場合、1列目がフレーム、2列目が初期Seed、3列目がサウンド・ボタンモードになります。txtだとハイフンで区切ります。

 

実践

準備ができたら、「タマムシマンション」の屋上でイーブイが入ったモンスターボールの前でレポートを書いて実行します。初期Seedを所得する度に、初期Seed決定フレームを1ずつ増やしていきますが、うまく所得できなかった場合や、複数のSeedを所得した場合は個体決定フレームを変えてやり直してくれます。

 

NXのオプションから、LINE Notifyトークンを設定していれば、設定した初期Seedを集めた際に通知します。集めたSeedは共有しましょう。私も日本版LG30を公開予定です。

 

 

3.おわりに

Nx2はCallcsxでC#スクリプトを呼び続けると、動作が不安定になるようなので、今回はほぼC#スクリプトのみのプログラムを作成しました。

ID調整自動化を始めとした過去に作ったC#スクリプトを使用するプログラムは連続して、呼び続ける構成になっているので、今後、時間があれば修正したいと思います。

ただし、プログラム実行時にフォーカスを合わせる機能が使えない上に、C#スクリプトのエラーメッセージだと、どの行に問題が発生しているか分からないので、別の解決方法があれば教えていただけると幸いです。