【ポケモンRSE】めざせ火山灰マスター

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の135日目の記事です。

ポケモンRSEではいぶくろを持った状態で、「113ばんどうろ」か「デコボコさんどう」の灰の積もったくさむらを歩くことで火山灰を貯めることができ、かざんばいは「ガラスざいくのおみせ」で「ビードロ」または「もようがえグッズ」と交換できます。

 

「もようがえグッズ」に求められる歩数は「きれいなイス」で6000歩、「きれいなつくえ」で8000歩と人力で集めるには大変ですので、自動化プログラムを作成しました。ついでになつき度稼ぎをすることもできます。

需要はほぼないですが、組むのが簡単で、少なからず実用性も有しているマクロを考えた結果できあがりました。(前回執筆した孵化乱数の記事で紹介しているマクロがかなり大変でしたので...。)

 

 

 

2.かざんばい収集マクロ

 

※ Nx Macro Controller用のマクロで、Em用とRS用があります。GC(GBA)自動化の導入はこちらの記事を参考にしましょう。

 

以下の準備をした後、ハジツゲタウンのポケモンセンター入口からマクロを実行して下さい。

・ゴールドスプレーを大量に購入しておく(50個もあればカンスト可能)
・ダート自転車を便利ボタンに登録しておく
・手持ち1匹目の一番上のわざを「そらをとぶ」にする

 

1ループあたり457歩分の火山灰を集めることができ、22ループでカンスト(9999歩)となるため、初期設定ではループ数を「22」で設定しています。1ループあたり2分程度ですので、意外にも50分もあればカンスト可能です。

なお、不親切なことに集めた火山灰の数は、アイテム交換時に数が不足している場合のみしか確認できません。

 

実機の調子によって、事故って野生ポケモンとエンカウントするかもしれません。頻発するようなら、ケアできるようにします。

 

3.おわりに

あっさりした記事ですが、書くことがないので以上となります。収集に単純作業が必要な「もようがえグッズ」はこちらのマクロと、バトルチューブマクロでだいたいは解決できると思います。(超越した3世代民は努力値道場に豪華なグッズを設置してるとか、していないとか...。)

次回は「Em野生努力値振り」のマクロを作りたいと考えておりますので、このマクロを使用して、野生ポケモン出現率アップできる「しろいビードロ」を交換しろという思惑もあったりします。

【ポケモンEm】孵化乱数 徹底解説 & 自動化

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の129日目の記事です。

今回の記事ではバトルフロンティアや、対戦用の理想個体を用意する場合に避けては通れない要素、「孵化乱数」の解説となります。

 

 

実機で乱数を行った方には分かると思いますが、フレーム合わせ、メタモンの捕獲、methodズレなど様々な要因が重なり、プレイヤーのかなり負担が大きいです。

今回は孵化乱数一連の作業の解説と共に、各行程ごとの自動化プログラムを紹介していきます。

 

 

2.シンクロ要員集め

タマゴ受け取り&孵化自動化

 

孵化乱数のお供にはメタモンが必要です。片親からの遺伝で済ませる場合は(3V、2VA0)など、求められる個体値の敷居も上がりますので、絵画Seedを利用するのが早いです。今の時代にエメラルドをプレイしているような方は、シンクロ要員は用意できているかもしれませんが、孵化乱数に付随する作業は一連自動化させたいと考えたため、「育て屋爺からタマゴ受け取り」 →「孵化」 → 「ボックスに全預け」までを自動化しました。シンクロ要員を用意する目的以外にも、用途はあるかなとは思います。GC(GBA)自動化の導入はジュナリ神の記事が参考になります。

 

※ Nx Macro Controller用のマクロです。

 

実践

以下の写真のように孵化ロードに横軸を合わせて、便利ボタンに「マッハ自転車」を登録し、手持ちを「ほのおのからだ」or「マグマのよろい」所持のポケモンのみにして、マクロを実行して下さい。

 

 

「目標のループ数を達成」または「ボックスが上限に達する」と、マクロが終了します。LINE Notifyを設定している場合は通知までしてくれます。

遺伝わざのススメ

他のシンクロ要員を集める方法としては、野生での捕獲や、FRLGでケーシィをコインと交換する手法もありますが、自主退場技である「おきみやげ」を遺伝で覚えるラルトスを孵化させるのがベストです。「おきみやげ」はドガースやベトベターから遺伝できますが、ヨマワルを経由させることで「くろいまなざし」も遺伝できます。「ちょうはつ」があれば十分かもしれませんが、せっかくなのでフル遺伝を目指しましょう。

 

一例としては、Lv49ドガース♂×ヨマワル♀で産まれたヨマワル♂(おきみやげ遺伝)をLv45まで育成して「くろいまなざし」を習得。このLv45ヨマワル♂とラルトス♀で産まれたラルトス♂(おきみやげ&くろいまなざし遺伝)をLv41まで上げて「さいみんじゅつ」を習得。更にわざマシンで「ちょうはつ」を覚えることで、遺伝ワザ盛り沢山のラルトスを♂親にしました。

 

 

レベル技の遺伝には両親が習得していることが条件となりますので、「さいみんじゅつ」を遺伝させる場合は♀親にも習得させましょう。また、タマゴを見つけやすくするために、♀親はID違のラルトスにすると良いです。

注意点としては育て屋のポケモンがレベルアップで技を覚える場合、上の技から上書きされてしますので、最後のレベルわざを覚えるLv46まで上げておくことを推奨します

手持ちに「ほのおのからだ」または「マグマのよろい」を持つポケモンを編成し、ID違いのラルトスを預けた場合は100匹孵化させるのに4時間程度で終わります。

 

ポケモンボックスで整理

ボックスがラルトスで溢れかえるので、ポケモンボックスの検索機能を活用しながら、整理すると良いです。

 

 

全性格のシンクロ要員を引けていない場合は、「同じ性格でトレースの♀親に‘かわらずのいし’を持たせたる」、「性格値乱数する」、「もう一度マクロを動かす」などして全性格をコンプリートを目指しましょう。

 

 

3.絵画あり孵化用メタモン捕獲自動化

孵化用メタモンについて

シンクロ要員を確保できたという方はメタモンの孵化乱数に移ります。前述のとおり、片親からのみ遺伝する兼ね合いで、求められる個体値が厳しいため、絵画Seedを使って捕獲していきます。(絵画Seedってなんぞやって方はコチラを参照。)

絵画選択から「さばくのちかどう」までの移動時にNPC消費が入り、不安定のため以下のマクロを使用して、数を稼ぐことを強く推奨します。また、タマゴは両親のトレーナーIDが同じだと見つかりにくくなるため、孵化に使用するROM以外でメタモンを捕獲することを勧めます。

 

 

実践

ミナモシティのコンテスト会場で、絵画の前でレポートを書いてマクロを実行します。

 

手持ちは1匹目に「ひんしのシンクロ要員」、2匹目に「一番上の技が攻撃技以外の捕捉率255のポケモン」、3匹目に「一番上の技がそらをとぶのポケモン」となります。

 

メタモンは「へんしん」を使った場合、捕捉率も同じになるため、捕捉率255のポケモンに変身させた後に捕獲します。ジグザグマ、ケムッソなど捕捉率255のポケモンに変身させて、リピートボールを使うことで、確実に捕獲することができます。自動化する場合はステータス画面で乱数成功可否の判断をしますので、一番上の技は攻撃技にしないようにして下さい。HPが減りますので。

 

 

目的の個体を捕獲するまでループし、捕獲が完了すると通知されます。うまくSeedが合わない場合は待機時間を調整してみて下さい。

 

深刻な問題として、4月7日現在、4個体分のマクロしか作れてませんので、他の個体用のマクロに調整して、共有していただける方を募集中です。

 

個体の検索

孵化用メタモンの探し方ですが、夜綱様が公開している3gensearchを利用して、待機時間が短いSeedを選定します。(ツールのDL先はコチラ

なお、絵画を最速で選択した場合の絵画Seedは0x345(837F)、絵画選択から「さばくのちかどう」に移動して、最速野生エンカウントした場合は約3200Fの個体が出現しますので、これらの待機時間より長くする必要があります。

移動中のなつき消費や、NPC消費で若干のズレは生じますので、ひんしのシンクロ要員を先頭に配置して、目標個体が密集しているフレームを狙うとなお良いです。

例えば「ひかえめ x-2-x-30-31-x」のめざ炎用のメタモンを狙う場合は、4386 ~ 4388Fで同一個体が出現する区間を目標に待機時間を調整します。

 


目標の個体が決まった後は「絵画待機&通常待機計算シート(メタモン乱数用).xlsx」を使用し、算出した待機時間をコマンド内に入力後に実行します。(各自の環境で若干のズレは生じますが、大きくズレることはないです。)

 

 

初期設定では、目的以外の個体を引くとリセットされるため、調整段階ではコマンドを変える or マクロを停止させるなどして、対応する必要があります。目的の個体が引けたらステータスの画像(H-A-Bの3値)を差し替えて、共有していただけると嬉しいです。1試行あたり、2分程度ですので、そこまで苦にならないかなとは思います。

 

 

4.メソッドズレ破壊BVSeed保存自動化

メソッドズレ破壊BVSeedの紹介

孵化の個体値乱数に使うBVSeedを保存するマクロの紹介ですが、先にメソッドズレと保存するSeedについてざっくり説明します。

メソッドズレは個体が決定される際に乱数処理が大量に行われると、本来のメソッドであるmethod1から一部の個体値が再計算される事により目的以外の個体が出現する現象です。

例えば、従来の孵化乱数で使われていた6V用の73780Fを使用した場合、method1を引けた場合は成功しますが、メソッドズレが発生してmethod2、method3を引いた場合は理想個体になりません。

 

 

そこで、method1,2,3全てで同じ個体が産まれるSeed(通称メソズレ破壊Seed)を使うことで、メソットズレによるストレスを軽減することができます。その中でも有用と思われる組み合わせについて、3つの組み合わせを紹介します。どれも前親からの遺伝で完結できるのも嬉しい部分です。

 

① 6V、5VA0、めざ草、SVめざ電、めざ地、めざ鋼、めざ悪、めざ竜

1904814692 F(先親ACD遺伝)

メソズレ破壊Seedの中で最もポピュラーなSeedです。6Vや5VA0のオードソックスな個体の他に、めざ草・めざ電なども実現可能です。ちなみにA遺伝の6Vだと、他にADS遺伝があります。めざパを考慮すると微妙ですが、S遺伝のSeedが欲しい方はそちらを使用するとよいです。メインデータに保存するBVSeedはこれで良いかと思います。

 

② めざ氷、AVめざ霊、CVめざ電、めざ岩、SVめざ虫、めざ超

64358357 F(先親ADS遺伝)

 

必須級のめざ氷用Seedです。前親A遺伝のめざ氷はこのSeedしかないので、先ほどの6V用とコチラのSeedは確定と考えて良いと思います。めざ氷以外でも有用なめざ個体を実現可能です。

 

➂ AVめざ飛、めざ炎

2088547605 F(先親ACD遺伝)

 

上記2つでは不可能なめざ炎とAVめざ飛のためのSeedです。6VのSeedと遺伝先が同じのため、同じメタモンを利用できることがあるのが、嬉しいポイントです。

この3つで実現できないめざパとして、SVめざ飛がありますが、S以外偶数という個体値条件のため、メソズレ破壊Seedを用意したとしても、ほぼ専用のBVになりそうです。後はめざ格・めざ毒・めざ水も実現不可ですが、使用頻度は低いと思いますので、メソズレ破壊Seedを用意する必要もないかなと思います。一応、メソズレ回避のオカルトコマンドがあるみたいですので、BVを使わずに乱数してみるのもアリだと思います。

もっとよい組合せ案があれば是非とも教えて下さい。メソズレ破壊Seedの検索ツールもあります。

BVSeed保存マクロ

これらのSeedを保存するマクロを紹介します。実機でも問題なくできますが、待機調整の調整が面倒という方は使用しましょう。

 

 

絵画を利用して、ファクトリーで目的のSeedで戦闘を開始するまで、ループするマクロとなります。バトルファクトリーのレンタルポケモンを画像認識することで、Seedがズレてないかを確認することができます。

マクロの開始位置はミナモシティの絵画の前となりますので、そこでレポートしてから実行してください。なつき消費が発生するため、手持ちはそらをとぶ要員1匹だけでよいと思います。

 

 

LINEトークンを設定してれば、レンタルポケモンの画像が送付されるため、3genserchに搭載されている絵画Seed調整(MFM)で待機時間の微調整もできます。

 

 

戦闘が開始されたら、手動で戦闘を終了させる必要があります。勝敗は関係ないですが、リタイアだとBVを保存できないので注意です。

戦闘終了後に「きろくする」を選択するとBVSeedが保存されますので、コチラを使って孵化乱数を行います。

 

5.性格値乱数

メタモン捕獲、BV保存が終わったらようやく性格値乱数に入ります。乱数調整にはイタ電ツール(DL先)と3gensearchを使用します。自動化する場合は以下のGoogleドライブに保存されている「Em孵化 性格値乱数自動化.nxc」をNx Macro Controllerで動かして、乱数調整していきます。自動化ありの手法を解説しますが、実機でも問題なくできます。

 

 

ポケナビ確認法(性格値)

エメラルドの孵化は性格・特性などに関わる性格値と個体値の決定タイミングが異なります。性格値は「タマゴが出来るタイミング」、個体値は「タマゴを受け取るタイミング」となります。まず性格値乱数を行いますが、乱数に当たっては「ポケナビ確認法」を利用します。

エントリーコールは「ゲーム起動から10歩目」、育て屋のタマゴ生成判定は「親ポケモンを預けてから255歩目」に判定が行われるため、判定を同時に行われるように歩数調整し、エントリーコールをかけてきたトレーナーを確認して、タマゴの中身を特定するといった手法です。

 

細かい処理などはコチラの動画で分かりやすく解説されていますので、参考にしましょう。

 

事前準備

手持ちに特性が「ひらいしん」のポケモン、そらをとぶ要員、孵化したいポケモンの親となるポケモンを手持ちに入れて、以下の場所でゴールドスプレーを使います。

 

そのまま左に5歩歩いて、両親となるポケモンを預けます。先に預けたポケモンが「先親」、後に預けたポケモンが「後親」になります。個体値の遺伝に関わってくるので、間違えないように。

 

屋外に出て、スプレーが切れるまで走り続けます。スプレーが切れたら、そこから一歩も動かずにサイユウシティ(リーグ側)に飛びます。ちなみに途中でエントリーコールされた場合はスプレーの残り歩数を減らす処理がスキップされるので、やり直す必要があります。


サイユウシティに移動したら、ひらいしん要員を先頭にして、その場から離れずにレポートを書きます。これで事前準備は完了です。特性が「ひらいしん」のポケモンを先頭にすると、エントリーコールがかかってくる割合が3割から6割に上がりますので、Seed特定を円滑に行うためには必須です。

 

実践

次に目標となる個体を3gensearchを使って調べます。「孵化」タブから、諸情報を入力し、目標の個体を検索します。今回は3269F、差分36の色個体を狙った時の記録を使って解説します。

 

 

自動化する場合は「待機時間&ループ回数計算シート.xlsx」を使用して、プログラムに入力する情報を算出します。「目標の差分」と「目標の待機フレーム」はイタ電ツールから出力された値を入力、差分は基本20でラティが徘徊していれば21となります

 

計算シートで算出された結果を32行、39行、52行のLoopまたはWaitの括弧内に入力します。図鑑やメニューを開閉することで、差分が消費されますが、開閉回数が「0」になった場合はコマンド自体を削除して下さい。Loop(0)にすると、()内の処理を無限に行う仕様となっています。

 

数字を変更し、マクロを実行します。エントリーコールがかかってきた場合はトレーナー名を確認します。着信なしの場合は待機時間を若干増減させて、引いたSeedを特定します。

 

イタ電ツールと照らし合わせると、目標の性格値とエントリーコールをかけてきたトレーナーが一致していることが分かりました。

トレーナーが見つからない場合は、エントリーコールの登録状況がツールの設定と異なる場合が考えられます。その場合は設定から登録リストのチェックを外して、リンクさせる必要があります。登録人数は多ければ多いほど特定しやすくなるので、不足があれば エントリーコール登録リストを見ながら、最大である84人まで登録させると良いです。

また、移動中になつき消費が発生した場合も差分がズレます。手持ちのポケモンの数だけ差分が増えるので、謎差分を引いた場合は恐らくコレが原因です。

 

イタ電ツールの結果と一致しなかった場合は、待機時間を微調整します。イタ電ツールの結果と合えば、差分を間違っていない限り、目標の性格値で固定できています。

※ 「エリートトレーナーのユウスケ」はエントリーコールをしてこないので、着信なしに置き換えて考えて下さい。

 

6.個体値乱数

ポケナビ確認法(個体値)

性格値乱数が完了したら、個体値乱数に移ります。性格値乱数と同様にポケナビ確認法を使用します。自動化する場合は以下のGoogleドライブに保存されている「Em孵化 個体値乱数自動化.nxc」を使います。

 

 

1904814692Fに該当するメソズレ破壊Seedを目標として、6Vのイーブイを狙った際の記録を例にして解説します。個体値乱数のポケナビ確認法は、9步目で卵を受け取り後、1歩だけ動いてエントリーコールを受けることで卵を孵化せずに中身を確認できます。

イタ電ツールのBlankは受け取ったタマゴの個体値が決定されてから、1歩移動してエントリーコールがかかってくるまでのフレームの差となり、初回は特定作業が必要ですので、とりあえず初期設定の「20」にしておきましょう。

 

事前準備

まず、特性が「ひらいしん」のポケモンを先頭にして、「ほのおのからだ」または「マグマのよろい」のポケモンを手持ちに入れておき、育て屋爺さんから9歩右に離れた場所でレポートを書きます。レポートを書いたら、ゲーム起動10歩目のエントリーコール判定させるため、一度リセットします。

 

実践

事前準備完了できたら、マクロを実行します。初回では「かいじゅうマニアのトシオ」からエントリーコールされました。個体値のズレを特定するために、タマゴを孵化して個体値のズレを特定します。

Blankが既に特定できており、大体のSeedがわかっている場合は孵化させずにイタ電ツールの個体値タブから、エントリーコールのトレーナー名のみで待機時間を調整してもよいです。待機時間の調整には74行目のWait内の数字を変更します。

ちなみに私の環境では、BVSeed保存マクロを使用した場合は「6V → Wait(4.430)」、「めざ氷 → Wait(0.235)」、「めざ炎 → Wait(3.560)」となりました。


孵化したポケモンのレベルを上げて、個体値を特定します。マクロを使用した場合は、「タマゴ受け取り」 → 「孵化」 → 「ステータス画面を通知」まで自動で行ってくれます。

 

レベル上げで個体値を特定した結果、今回は目標より-6F前の個体を引いたため、待機時間を6F分増やします。

 

さらにイタ電ツールでは初期設定のBlankだと、着信がされないことになっているため、Blankを「26」に補正します。個体値とエントリーコールしてきたトレーナーが一致させると、「ピクニックガールのコズエ」から着信がくれば6Vを引けることが分かります。

 

無事に対象トレーナーからエントリーコールされ、タマゴを割って目的の個体値を引ければ孵化乱数完了です。お疲れ様でした。

 

7.孵化自動化

『かえったばしょ』へのこだわり

通常、個体値乱数が終われば、孵化させるだけですが、この世にはタマゴが「かえったばしょ」に拘る特殊な人間が存在します。

 

 

 


個体値乱数で目標のトレーナーから着信が来れば、ほぼ個体値は合っているため、FRLGに輸送して孵化させることもできます。

 

孵化自動化

特殊な人間のために、任意マップで孵化作業を自動化するプログラムも作成しました。Em用とFRLG用でそれぞれ作成しています。

 

デフォルトでは左右に1秒程度往復しますが、各自で縦移動 or 秒数変更しても問題ありません。野生エンカがあるマップで使う場合、ゴールドスプレーを使ってからマクロを実行して下さい。孵化が終わると通知されます。

 

 

8.おわりに

シンクロラルトス集めから、孵化自動化までの一連の作業を自動化させるのはさすがに疲れましたが、需要はあるかなと思います。3世代の面倒な作業はここ数ヶ月で、かなり自動化できるようになったと思います。

 

3世代自動化鯖

また、最近ではGC自動化の導入や、3世代の自動化プログラムを共有するdiscordのサーバーが作られました。

・3世代の自動化に興味がある方

・マクロの被験者になってくれる方

・ジュナリ教を信仰している方

は是非とも参加してみて下さい。とくに被験者になって下さる方は大募集です。

ここからサーバーに参加できます。

 

アドカレ執筆者の募集

今回でアドカレの投稿が11回目となりました。正直、アドカレ延長戦は質より量だと思っているので、記事を書いたことがないという方も気軽に投稿していただければと思います。一緒にサンタクロースを探す仲間が欲しいです。

FRLG孵化乱数自動化はアドカレ300日目くらいに書こうかなぁと思います (逃げ)。

【ポケモンRSE】コンテスト周回によるゴージャスボール自動回収

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の115日目の記事です。

今回はポケモンRSEのコンテスト周回によるゴージャスボールの自動回収についての紹介となります。

ポケモン3世代では、ゴージャスボールは非売品になっており、入手方法が限られています。RSEにおいてはマスターランクのリボンを既に持っているポケモンが同部門のマスターランクを優勝すると、ゴージャスボールを貰うことができます。

以前の記事ではEm単体であれば、トレーナーヒル周回を利用したゴージャスボール集めが最も効率的であると紹介いたしましたが、特定のカードe+を所持しつつ、自動化環境も導入しているプレイヤーがいるわけありませんでしたので、今回はコンテスト周回マクロをご紹介します。

 

 

1回あたりの所要時間は約7分30秒となり、あまり効率はよくありません。回収しやすいFRLGから輸送する方法もありますが、手作業で1つ1つ交換するのは苦行ですし、ポケモンボックス利用で輸送する場合は100種類以上のポケモンを捕獲する必要がありますので、目標の個体のためにID調整したデータだとすぐに利用できません。そのため、RS、Em、FRLGそれぞれで集めるのがベストだと考えております。200個のゴジャボをEmで用意するとしたら、私なら交換する手間よりも1日放置を選びます。

 

 

 

2.コンテストで使用するポケモン

まず、どのポケモンを使用する場合でも必要なコンディションは最高まで上げましょう。1次審査は確実に稼げる部分ですので、コンディションが勝率に直結します。

1次審査で影響するコンディションは、コンテストの区分(かっこよさなど)と、その両隣&けづやの高さが影響します。例えばかしこさコンテストで影響するのは、「かしこさ」、「かわいさ」、「たくましさ」、「けづや」となります。

 

 

食べさせるポロックを決める際には、かけるさん作成のポロックシミュレーター改ポロック大百科 補巻が参考になると思います。全コンディションをMAXにする必要はありませんが、ドーブルを使う場合はMAXにさせておくと、融通が効くかもしれません。ちなみにコンディションが上限値255に達した場合はバンダナを持たせても効果はないです。

 

以下、使用ポケモンの解説です。RSEのコンテストといえばカゲボウズが強い印象があるかもしれませんが、妨害耐性が低く、みちづれを止められるだけで厳しい状況になりますので、安定性重視でほかの案を考えました。全てコンボ技を2回繰り返して、最後に爆発・道連れ系の技でアピールする構成となっております。勝率98%以上のほぼ負けることがなかったポケモンを数匹紹介しますので、各々のニーズに合わせて選択していただければと思います。

 

①ドーブル(かしこさ)

勝率100%(50/50)

「めいそう」→「サイコブースト」→「めいそう」→「サイコブースト」→「みちづれ」

 

おそらく結論です。「めいそう」→「サイコブースト」はコンボ技となっており、コンボが成功するとサイコブーストの基本ポイント「6」が倍になり、一度に「12」ポイント(+部門一致ボーナス1)を稼ぐことができます。ついでに「めいそう」は妨害を一度だけ防ぐ効果もあります。「みちづれ」は使用すると、最終ターンまでアピールができなくなりますので、5ターン目で使用します。こちらも基本ポイントが「8」とかなり優秀です。かしこさ部門は妨害が多めにも関わらず、かなり安定感がありました。

 

②ソルロック(うつくしさ)

勝率98%(49/50)

「にほんばれ」→「オーバーヒート」→「にほんばれ」→「オーバーヒート」→「だいばくはつ」

 

サイコブーストがないという方のために考えた案の1つです。晴れオバヒコンボで、ドーブルとやってることは同じようなものですが、「にほんばれ」は「めいそう」と比較して、安定性は劣ります。それでも勝率は98%と悪くないです。この技構成はミュウやドーブルを除けば、バクーダ、コータスでも達成できます。うつくしさ部門は妨害技が少めな印象です。

 

➂レジロック(うつくしさ)

勝率98%(49/50)

「ほのおのパンチ」→「れいとうパンチ」→「ほのおのパンチ」→「れいとうパンチ」→「だいばくはつ」

 

基本ポイントが高いパンチパンチのコンボです。「ほのおのパンチ」のコンボ待機状態が解除されたとしても、「れいとうパンチ」→「ほのおのパンチ」がコンボになるのが、パンチパンチコンボの良いところです。レジロックは「だいばくはつ」をレベルアップで覚えるため、BPさえ用意できれば良いのが利点です。ゲンガー、ベトベトン、ウソッキー、ノズパス(爆発遺伝可)、カビゴン(爆発の代わりに自爆)など、この組み合わせが実現できるポケモンは多いです。

 

④オニゴーリ(うつくしさ)

勝率100%(50/50)

「こなゆき」→「ふぶき」→「こなゆき」→「ふぶき」→「だいばくはつ」

 

こちらも基本ポイントが高い「こなゆき」→「ふぶき」のコンボです。部門も技の効果もレジロックと同じですが、「ふぶき」→「こなゆき」はコンボにならないので、パンチパンチコンボの下位互換...のハズが勝率100%でした。1勝の違いなので、誤差のようなものかもしれません。

 

⑤ドーブル(たくましさ)

勝率100%(50/50)

「ロックオン」→「ばかぢから」→「ロックオン」→「ばかぢから」→「おきみやげ」

 

「ロックオン」→「ばかぢから」のコンボです。「ロックオン」はかしこさのアピール技のため、一致ボーナスがありませんが、素のポイントが高くあまり気になりません。「おきみやげ」のスケッチはダブルバトルで攻撃と特攻を6段階下げた状態で使用して、失敗させる必要があるので、少し面倒くさいですが、教え技もBPも使わなくていいのは嬉しいです。

 

⑥ドーブル(たくましさ)

勝率100%(50/50)

ホネブーメラン」→「ボーンラッシュ」→「ホネブーメラン」→「ボーンラッシュ」→「おきみやげ」

 

BPも「だいばくはつ」の技教えも余っていないという方は使いましょう。「ボーンラッシュ」→「ホネブーメラン」もコンボとなるので、パンチパンチコンボのたくましさ版と考えれば良いです。たくましさ部門は抜けて強いNPCがいないため、うつくしさ部門より安定するのかもしれません。

 

 

3.コンテスト周回マクロ

ループ数に設定した数のゴジャボを自動で回収するNX用のマクロで、RS版とEm版の2種類用意しました。一応、RSコンテストは連射コンで「はかいこうせん」や「れんぞくぎり」連打でも周回可能ですが、勝率を上げたい場合はマクロを使用するとよいです。

デフォルトはかしこさ部門でドーブル使用を想定していますが、部門などを変更する場合は上 or 下入力の回数を調整すれば良いです。マクロの開始位置はコンテスト会場の受付正面となります。

 

また、絵画が上書きされるのを嫌う場合は、コンテスト終了後の神絵師との会話で、A連打をB連打に変えるなどして対応できます。

 

4.おわりに

106日目107日目と今回の3記事に渡って、Emのアイテム収集関連のマクロを紹介させていただきました。「ゴージャスボール」はコンテストマクロ(トレーナーヒルでも可)、「ふしぎなアメ」&「ポイントアップ」&「ピーピーマックス」はものひろい乱数マクロ、「えいようドリンク」はチューブ乱数マクロを使用すればよいです。ちなみに記事としては紹介されてませんが、ジュナリ神の「ハートウロコ」を集めるマクロもあったりします。これでEmの不足しがちなアイテム問題は解決できるのではないでしょうか。

ちなみにゴジャボについては、単純に数を稼ぎたいという場合、FRLGでアキホからもらうのが一番ですので、いつか記事にできればなぁと思います。

存続の危機を迎えていたアドカレですが、持ち直したようですので、もう少し続けてみます。まだ舞える...!

【ポケモンEm】ものひろい乱数自動化でレベリングの神になろう

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の107日目の記事です。

皆さん。アメ、足りてますか?

3世代ではレベル上げのスマートな手段がなかったため、87日目の記事ではルビー・サファイアでの「ふしぎなアメ」と「ポイントアップ」を集めるマクロを紹介いたしました。しかし、皆さんの主戦場はエメラルドだと思いますので、今回はエメラルドにも対応させたマクロを紹介します。


EmはRSと異なり、ものひろい要員のレベル上げが必須で準備が大変ですが、BVを使用できるメリットや、単純に拾えるアイテムの種類が多いというメリットがあります。

今回も、ものひろい乱数+自動化を利用して、超効率的に「ふしぎなアメ」を回収する方法を紹介いたします。BVを使用した場合はふしぎなアメが200個/時間という圧倒的な効率で収集することができます。

 

 

また、アメだけではなく、ポイントアップ、ピーピーマックスも拾うことが出来ますので、併せて紹介させていただきます。(地味に捕獲用のPP回復アイテム不足するんよね...。)

 

2.ものひろい乱数で狙うSeed

戦闘終了時のSeedによって拾えるアイテムが決定されるため、目的のアイテムが拾えるSeedを探す必要があります。今回も夜綱さまが公開している「ものひろいツール」をお借りし、狙っていくSeed帯を選定いたしました。

 

EmはRSとは異なり、Lvによって拾えるアイテムが変わるため、高レベルのものひろい要員を用意する必要があります。Emで用意するのが困難であれば、RSものひろい乱数自動化を利用するなどして、準備することを推奨します。

 

①ふしぎなアメ(BVなし)

ふしぎなアメを拾うSeedはBVなしだと、5676F~5682Fがよいと思います。やや待機時間が長いですが、2つ同時に拾うことができる上に多少前後にズレてもアメを拾えるのが美味しいです。

「4」がふしぎなアメ

 

②ポイントアップ or ピーピーマックス(BVなし)

「8」のスロットはLv81~90ではポイントアップ、Lv91~100ではピーピーマックスを拾ってきてくれるため、同じSeedを使用しています。狙うSeedは3464F~3469Fがよいです。無駄な待機時間がほとんどなく、ポイントアップを狙う場合はふしぎなアメ、ピーピーマックスを狙う場合はタウリンも一緒に拾ってきてくれます。Emはポイントアップを拾うための最低レベルが81と敷居が高く、RSに比べて気軽に収集できませんが、同じSeedを使いまわせるメリットがあったりします。

「8」がポイントアップ or ピーピーマックス

 

③ふしぎなアメ(BVあり)

Seedの総当たりを行い、同レベルで一度に3~5個以上拾うSeedの中から、猶予が広く、最高効率のSeedを選択しました。総当たりする前は「約43億もSeedあるんだし、毎回5個拾いつつ、猶予も確保できたりしないかなぁ。」と思いましたが、最高でもこれくらいです。と、いいつつもBV使用のおかげで、リセットや無駄な待機時間がなくなるため、BVなしと比較すると、効率はものすごい良かったです。一応、げんきのかたまりも拾ってきてくれます。

「1」がふしぎなアメ

 

3.ものひろい乱数用BV保存マクロ

 

※ ほぼチューブマクロの記事のコピペです。

絵画を利用して、ファクトリーで目的Seedで戦闘を開始するまで、ループするNX用のマクロとなります。バトルファクトリーのレンタルポケモンを画像認識してSeedのズレを確認できます。

以前、バトルチューブ用Seed保存したマクロをものひろい用に更新したものです。前回のマクロは待機時間の余裕がなかったため、今回は多少、各コマンドに余裕を持たせています。また、移動時にNPC消費が生じるため、手持ちは1匹にすることを推奨します。

マクロの開始位置はミナモシティの絵画の前となりますので、そこでレポートしてから実行してください。手持ちの1匹目にはそらをとぶ要員が必要です。

 

LINEトークンを設定してれば、レンタルポケモンの画像が送付されるため、3genserchに搭載されているMFMで待機時間の微調整もできます。

 

レンタルポケモンを合わせても、BVSeedが±15F程度ズレる場合がありますので、その場合はものひろい乱数マクロの待機時間を各自で調整して下さい。

 

4.ものひろい乱数マクロ

①使用ソフト

今回もRS用と同様にNX Macro Controller用のマクロを作成しました。私はRaspberry pi picoにメイユール様作成FWの「Jiangtun」を導入して使っております。

 

 

②準備

「ものひろい要員5匹」と「トロピウス」を用意します。ものひろい要員のレベルは狙うアイテムごとに調整が必要となります。

ふしぎなアメ(BVなし)→ Lv61~70
ポイントアップ(BVなし)→ Lv81~90
ピーピーマックス(BVなし)→ Lv91~100
ふしぎなアメ(BVあり)→ Lv91~100

以下のようにポケモンを配置します。持ち物は持たせないようにして下さい。

トロピウスの技の順番を上から、「命中100の攻撃技」、「あまいかおり」、「そらをとぶ」にします。4番目の技は何でもいいです。PPは増やしたほうが良いですが、PP切れを起こしても、ポケセンで回復してくれます。

 

準備ができたら、101番道路の以下の場所に移動してマクロを実行しましょう。また、マクロのループ回数はふしぎなアメ or ポイントアップの目標数に合わせて、任意で変更できますが、上限に達すると自動でマクロを停止してくれます。

 

ちなみにBVありのマクロはあまりにも効率が良いため、道具預かりまで自動で行います。不要であれば、各自でコードを書き換えると良いです。



➂実行

マクロの流れとなりますが、(「BV再生」)→「あまいかおりで野生ポケモンとエンカウント」→「野生ポケモンを倒してSeed調整」→「目的のアイテムを拾っている場合はあずかる」→「レポートを書いてリセット(BVなしの場合)」という流れになります。

この基礎フローに加えて、「トロピウスのレベルが100」、「攻撃技のPP切れ」、「レベルアップ」、「レベルアップでわざ覚え」、「目標アイテムと同時に、別のアイテムも拾ってくる」、「道具が上限に達する」、「エントリーコールされる」という特殊パターンを画像認識を使うことで対応しています。

 

うまく拾えない場合は「ものひろいツール」を使用して、拾ったアイテムとリストと照らし合わせることで、待機時間の調整を行いましょう。また、各自の使用しているキャプボ等により、画像認識がうまくできない場合がありますので、その際は該当する画像を差し替えるなどして対応してください。

設定した目標数(デフォルトはBVなしは「100」、BVありは「無限」)に到達すると、マクロが終了します。LINEトークンを設定している場合は終了時に通知が届きます。

 

なお、野生ポケモンは個体によって、PIDの再計算が異なり、それに伴う消費で戦闘後のSeedがズレてしまいます。目標±1Fの野生ポケモンを引いた場合のそれぞれ待機時間を調整し、どの個体を引いても目的のアイテムを拾えるようにしています。目標の個体を引けていない場合は、再計算で消費がズレて一生拾うことができないので、各自でエンカウント前の待機時間を調整して下さい。NXはかなりタイマーが安定しているため、±1Fで安定していました。

 

BVなしで狙う個体(1270~1272F)

 

BVありで狙う個体(12475~12477F)※ 初期Seed 0xB0E0

 

 

5.ふしぎなアメ使用マクロの紹介

前回から変更がありませんが、こちらのマクロも紹介します。手作業でアメを使うのが面倒と感じたので、ついでにこちらも用意しました。実は進化やわざ忘れの対応が地味に大変でした。

 

以下の画面でマクロを実行すると、任意のレベルまでアメを使ってくれます。

 

「アメの使用数」、「わざの入れ替えの有無」、「進化キャンセルの有無」、「進化時のわざ入れ替えの有無」については各自でループ回数を書き換えることで変更できます。デフォルトでは以下のように設定されています。

 

アメの使用数        :5行 Loop(50)  任意の数に変更可。

わざ入れ替えの有無     :30行 Loop(1)  1は無し。2だと技を入れ替える。

進化キャンセルの有無    :55行 Loop(1)  1は進化。2だと進化キャンセル。

進化時のわざ入れ替えの有無 :30行 Loop(1)  1は無し。2だと技を入れ替える。

 

※「わざ入れ替えの有無」を有効にした場合は1番目の技が上書きされますので、忘れさせてくない技がある場合は2番目以降に移動しておいて下さい。

ちなみにレベル100に到達すると自動でマクロが終了するので、レベル100丁度になるようにループ回数を設定する必要はないです。

 

6.おわりに

いかがでしたか?特にBVありのマクロは3世代のレベル上げでは最高峰となりますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。また、今回紹介したマクロは十分にデバックできていない部分があるため、不具合等があれば奈都(@Natu5307051)までご連絡下さい。

残念ながら、アドカレが止まってしまっているようですので、復活の兆しがなければ、今回の記事で最後の投稿にするつもりです。中途半端に続いてしまって、少し悔しい気持ちもありますが、致し方なし...。

【ポケモンEm】バトルチューブ完全自動化によるBP稼ぎ

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の106日目の記事です。

ポケットモンスターエメラルドにおいて、バトルフロンティアの施設をクリアすることで、バトルポイント(BP)が貯まります。貯まったBPはフロンティア内で栄養ドリンクや、もようがえグッズと交換したり、ポケモンに技を教えさせたりすることができます。しかしながら、エメラルドのバトル施設はどれも一筋縄ではいかないものばかりで、ギャンブルを利用しても効率はかなり悪いです。

ただし、乱数調整を使用するのであれば、バトルチューブで素通り部屋を連続で引き続けることができます。アザミ戦を除いた自動化であれば既に試している方がいるようですが、BP効率がかなり悪いと考え、アザミ戦を含めた完全自動化マクロを作成しました。26周以降は一度にもらえるBPが15(アザミを倒していれば+10)になるため、効率が桁違いになります。

 

 

さらに、今回のマクロはSeedにも拘り、待機時間が短くなる工夫をしているので、2日も放置しておけば9999部屋突破できるレベルです。各栄養ドリンクを999個ずつ交換したとしても、4000BPも余裕があります。素晴らしいですね。

 

 

 

2.バトルチューブの処理

 部屋には大広間でメイドさんが教えてくれる「ヒント部屋」とそれ以外の「非ヒント部屋」に分かれており、それぞれ部屋の決定タイミングが異なります。

 

 

 1部屋目は「ゲームスタート」というメッセージでA押下して、大広間に入るタイミング。2部屋目以降では小部屋から大広間に入ったタイミングで、「ヒント部屋の位置」と「部屋の種類」が決まります。その後、大広間からヒント部屋(小部屋)に入るタイミングで、小部屋の「トレーナーと使用ポケモン」が決まります。非ヒント部屋は小部屋に入るタイミングで「ヒント部屋の位置」、「部屋の種類」、「トレーナーと使用ポケモン」がすべて決定されます。今回はヒント部屋が真ん中かつ、素通り部屋のSeed帯をBV保存することで、直進するだけでクリアすることを目標としています。

 

ちなみに部屋の種類は、手持ちのポケモンの状態や、ヒント部屋か非ヒント部屋かによって変わります。具体的には「乱数値 % M」で決定され、乱数値はSeedの4個先(2個だったかも?)の上位16bitで、Mは出現しうる部屋の数となります。(例えば素通り部屋は余りが「1」の場合に出現。)

処理自体は簡単なことが分かったので、今回使用するBVはSeedを総当たりして選定しました。

 

3.バトルチューブ用BV保存マクロ

 

絵画を利用して、ファクトリーで目的Seedで戦闘を開始するまで、ループするNX用のマクロとなります。バトルファクトリーのレンタルポケモンを画像認識してSeedのズレを確認できます。Emものひろい乱数、メソズレ破壊Seed利用の孵化乱数などのBVを利用するマクロを共有する場合に利用できるツールになれば良いなと思います。

私の環境ではBVを撮り直してもSeedがズレませんでしたが、各自の環境によっては±15F程度ズレるようです。PID再計算による消費のズレだと思いますので、申し訳ございませんが、ズレた場合はチューブマクロの待機時間を各自で調整して下さい。待機時間には少し余裕をみているため、大きくずれない限りカバーできます。保存したいSeedが絵画選択後から、約5000Fで余裕がなく、環境によってはマクロの調整が必要になるかもしれません。

マクロの開始位置はミナモシティの絵画の前となりますので、そこでレポートしてから実行してください。手持ちの1匹目にはそらをとぶ要員が必要です。

 

LINEトークンを設定してれば、レンタルポケモンの画像が送付されるため、3genserchに搭載されているMFMで待機時間の微調整もできます。

 

なお、このマクロで保存するSeedについても解説いたします。絵画待機46733Fの0xB68Dで約5000F程度に値するSeedを保存することを目標としています。このSeedの何がすごいかというと、前述のとおりチューブの部屋が決定されるタイミングは1部屋目と2部屋目以降で異なり、BV再生から部屋が決定されるタイミングは1部屋目の方が約1400F遅いです。そのため、1部屋目と同じSeed帯を使う場合は2部屋目以降は無駄に1400F待機する必要があります。そのため、全Seedを総当たりして、1部屋目と2部屋目以降の待機時間が最小となり、なおかつそれぞれの猶予が±3FとなるSeedを選定しました。

 

 

Seed総当たりにおいては、夜綱さまが公開しているPokemonPRNGをお借りしました。いつもありがとうございます。

本当はもう少し待機時間を削りたかったのですが、猶予±3Fを確保できている1部屋目と2部屋目以降に両対応しているSeedの内、双方のSeed帯の待機時間の差が1400F以上のSeedは最小で1715Fであったため、1部屋目の待機時間は5秒程度無駄があります。

 

 

 

余談ですが、素通り部屋の最長は12連続でした。手動で乱数する場合は利用してみても良いかもしれません。また、絵画なしであれば260152Fに9連続のSeedがあります。

 

 

 

4.バトルチューブ用構築

今回は銀・金アザミを討伐も自動化させるため、使用する個体を紹介します。銀シンボルの構築については、Hopeさんの案を参考にさせていただきました。マクロ実行時は技の順番も合わせるようにして下さい。

 

なお、アザミの使用個体の情報はBulbapediaで確認できます。


銀シンボル用

①メタグロス

 

実数値:155-155-150-120-110-94(無補正の場合)
努力値:C36 S28
性格:無補正(補正ありでも問題なく達成できるかと。)
技:サイコキネシス / だいばくはつ(2枠余る)
持ち物:キーのみ(ハブネークの爪威張るケア)
調整:【C】ハブネークをサイキネで確一、【S】ミロカロス抜き

銀アザミのハブネークはHBに振られているため、サイキネで処理します。相手の個体値はALL15のため、調整は容易です。元々はめざ鋼でツボツボを処理する調整にしていましたが、メタグロスに対してツボツボが繰り出されることがなかったため、サイキネと大爆発で十分です。

 

②ホエルオー

 

実数値:245-x-65-156-65-80(控えめの場合)
努力値:C252
性格:C上昇補正
技:しおふき(3枠余る)
持ち物:しんぴのしずく
調整:【C】しおふきでツボツボを乱1

ラスト1匹のツボツボ処理に使用します。ツボツボを乱1できるのはホエルオーくらいかなと思います。

 

金シンボル用

①ラティオス


実数値:157-x-101-198-141-152
努力値:H12 B4 C236 D84 S172
性格:ひかえめ
技:サイコキネシス / めいそう / なみのり / 10まんボルト
持ち物:ラムのみ(鉢巻威張るケア)
調整:【H・D】ハブネークのかみくだく確定2耐、【C】めいそう1積み波乗りでハガネールを1確、【S】竜舞1積みギャラドス抜き、【B】残り

 

ほぼラティオス1体でアザミを倒すことができます。初めは拘りトリックで確実な勝利を目指す案もありましたが、効率が余りにも悪いので、基本はラティオスでなぎ倒し、事故った場合に後続でケアする方針としております。理想個体での調整ですが、CSの数値が確保できていれば大丈夫かなとも思います。

 

②ラティアス


実数値:175-x-130-146-151-152
努力値:H156 B156 C20 D4 S172(ひかえめ)
   :H156 B156 C124 D4 S68(おくびょう)
性格:ひかえめ or おくびょう
技:なみのり / すなあらし / 10まんボルト / みがわり
持ち物:キーのみ(威張るケア)
調整:【C】波乗りでハガネールを2確、【S】竜舞1積みギャラドス抜き、【H】16n-1、【B】残り


ほぼラティオスで倒せますが、ハブネークの鉢巻きや、ハガネールの粉による運ゲーに敗北した場合に使用します。ハブネークが残っている場合は、砂嵐で確実に倒すことができます。ハガネールに対してはHPが残っていれば、身代わりを使用して、嫌な音や爆発をケアなんかも出来る器用な子です。

 

③ゲンガー


実数値:161-x-100-185-95-130
努力値:H204 B156 C148
性格:ひかえめ
技:みがわり / まもる / ほのおのパンチ / 10まんボルト
持ち物:たべのこし
調整:【C】ほのおのパンチでハガネールを2確、【H】H16n+1、【B】みがわりがハガネールのいわなだれ確定1耐

 

アザミにチューブクイーンの意地を見せつけられた場合に登場します。コヤツが登場するころにはハブネークは確実に倒されているため、ゲンガーに対してはハガネールのいわなだれしか有効打がありません。当初はみがまもで「いわなだれ」のPPを枯らすつもりでしたが、ほぼ嫌な音しか使ってこないため、みがわりが残っていなければ「みがわり選択」、みがわりが残っていれば「ほのおのパンチ」という処理にしています。

 

 

ここまで書いといて何ですか、正直ラティオス1体さえ育成できていれば、事足りると思います。まず銀アザミは2周目しか登場せず、手動で対応すればよいため、銀アザミ用に育成するのは微妙です。また、フロンティアは戦闘中の経過フレームによる消費が発生しないため、開始Seedさえ合っていれば戦闘乱数を制御することができます。今回のマクロではハブネークの「きあいのハチマキ」や、ハガネールの「ひかりのこな」が発動しないように、戦闘開始Seedを調整できていると思いますので、ラティオス1匹で全員倒せると思います。しかしながら、環境の違いによるSeedズレや、AI回りの処理が変わってくる可能性が考えられますので、可能であれば用意しましょう。

 

5.バトルチューブ完全自動化マクロ

 

7部屋全て素通り部屋を引きつつ、アザミまで討伐してくれるマクロです。またまた、今回もHopeさんにマクロのデバックをご協力いただきました。以下の場所でマクロを実行してください。初期設定では無限ループとなっています。

 

 

以下はマクロ実行時の手持ちとなります。2周目以降であればこの並びで良いですが、0~1周目であれば、メタグロスをラティオスに、ホエルオーをラティアスに入れ替えて下さい。銀アザミを手動で倒す or 3周目以降からのスタートであれば、メタグロスとホエルオーは不要です。

 

もし素通り部屋を引けていない場合はBV保存時の再計算によるズレだと思います。大きくはズレないと思いますので、チューブツールを使用して現在位置を特定してください。1部屋目、2〜6部屋目、7部屋目決定時の3箇所のWait(87行、106行、125行)を同じ分だけ増減させればよいです。素通り連続区間の真ん中のSeedを狙って、待機時間を調整させて下さい。私の環境では1部屋目は「ハゲおやじ」、2部屋目以降は「塾帰り」が7~8割引けていましたので、このNPCを引くことを目標とすればよいです。

1部屋目

 

2部屋目以降

 

なお、金アザミ戦で「きあいのハチマキ」や「ひかりのこな」でラティオスが倒された後の挙動が十分に確認できていないので、不具合があれば教えてください。確率が低すぎる上に戦闘開始時のSeedが安定してしまっているため、調査するのが難しすぎます。

1時間で16周(獲得BP280相当)ですので、36時間でBPが9999でカンストします。余談ですが、9999部屋以降はアザミが登場しなくなるようです。(むしろ効率落ちてる説ないか?)

 

6.BP引き換え自動化

この世代ではBPとのアイテム引き換えが個数指定できない & 交換後にカーソルを一番上に戻されるという欠点があるので、こちらもマクロで自動化させました。ほぼA連打するだけの手抜きのマクロですが、栄養ドリンクを大量に交換したい方は活用してください。Loop内の数を変更して、目標数および目標アイテムを指定後、タウリンにカーソルを合わせてスタートして下さい。

交換に要する時間の目安としては、インドメタシンを100個交換するのに3分半くらいです。999個ずつ確保しておいて、気持ちよくなりましょう。

7.おわりに

このマクロを使用すれば「栄養ドリンク」、「所持金」や「教え技(BP引換)」に困ることはなくなると思います。Seedの調査からBV保存マクロの作成、待機時間の調整、金アザミ対応などにものすごく時間がかかってしまい、前回の投稿から時間が空いてしまいました。3世代でこれから作るマクロの構想はありますが、チューブマクロより手間がかかるものは無いと思っています。とりあえずBV保存マクロ自体は作れたので、今後はBVを使った「Emものひろい乱数」や「メソズレ破壊孵化乱数」のマクロを作れればいいなと思います。

【ポケモンRS】ものひろい乱数+自動化で3世代レベル上げ環境が改善した話

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の87日目の記事です。

皆さんはポケモン3世代のレベル上げといえば、どのような方法を想像するでしょうか?マッハ海流利用を第一に思いつく方が多いと思いますが、放置で可能といえども2匹当たりに2、3日も待機するのは中々大変です。他には四天王周回自動化という手もありますが、効率はそれほどよくありません。

そこで今回はポケモンルビー・サファイアにおいて、ものひろい乱数+自動化を利用して、超効率的に「ふしぎなアメ」を回収する方法を紹介いたします。戦闘中は約2倍の消費が入るため、ものひろい乱数の安定は難しいと考えておりましたが、猶予のあるSeed帯の選定と自動化を使用することで、おおよそ100個当り70分という圧倒的効率でふしぎなアメを回収することができました。また、アメだけではなく、ポイントアップも拾うことが出来ますので、併せて紹介させていただきます。

 

 

 

2.ものひろい乱数について

戦闘終了時のSeedによって拾えるアイテムが決定されるため、目的のアイテムが拾えるSeedを探す必要があります。夜綱さまが公開している「ものひろいツール」をお借りし、狙っていくSeed帯を選定いたしました。

電池切れRSでふしぎなアメを拾う場合は、2977~2985Fがベストとなります。こちらのSeed区間は「待機時間が短い」、「猶予フレームが広い」、「2個拾う場合もある」と三転拍子が揃っています。ズレ方によってはアメと一緒に別のアイテムも拾ってくるという欠点はありますが、安定性があまりにも高いので、迷わず採用いたしました。

「3」がふしぎなアメ

 

なお、ポイントアップは一度に2個回収できるSeedだと待機時間が長くなるため、短い待機時間&前後のSeedで不要なアイテムを拾わないSeed区間である、3430~3434Fを選定いたしました。安定性はそれほど高くありませんが、他に良いSeedもなかったので...。

「8」がポイントアップ。一応、少し先のSeedでも拾える。

 

RSのものひろい乱数は、Emと異なり拾えるアイテムの種類が少なく、BV保存を利用できないのが欠点となります。しかし、ものひろい要員のレベル上げする必要がないので、ふしぎなアメ or ポイントアップを手軽に回収したい場合は優位となります。

 

3.ものひろい乱数マクロの紹介

①使用ソフト

これらのSeed帯を目標として、ものひろい乱数自動化を行います。以前までの記事ではORCA GC Controllerのマクロを紹介しておりましたが、画像認識が必要と考え、今回はNX Macro Controller用のマクロを作成しました。ソフトの導入やマイコンの準備については本記事では解説しませんので、各自でお願いいたします。私はRaspberry pi picoにメイユール様作成の最強FWである「Jiangtun」を導入して使っております。

 


②準備

初期Seedを固定させるために電池切れRSを使用いたします。前述の通り、ものひろい要員のレベル調整が必要ありませんので、テキトーに野生などで「ものひろい要員5匹」と「トロピウス」を用意します。その後、以下のようにポケモンを配置します。持ち物は持たせないようにして下さい。


トロピウスの技の順番を上から、「命中100の攻撃技」、「あまいかおり」、「そらをとぶ」にします。4番目の技は何でもいいです。PPは増やしたほうが良いですが、PP切れを起こしても、ポケセンで回復してくれます。

 

準備ができたら、101番道路の以下の場所に移動してマクロを実行しましょう。また、マクロのループ回数はふしぎなアメ or ポイントアップの目標数に合わせて、任意で変更してください。バッグの空きを作るのも忘れずに。

 

➂実行

マクロの流れとなりますが、「あまいかおりで野生ポケモンとエンカウント」→「戦闘終了時に待機してSeed調整(ものひろい乱数)」→「目的のアイテムを拾っている場合はあずかる」→「レポートを書いてリセット」という流れになります。

この基礎フローに加えて、「トロピウスのレベルが100」、「攻撃技のPP切れ」、「レベルアップ」、「レベルアップでわざ覚え」、「目標アイテムと同時に、別のアイテムも拾ってくる」という特殊パターンを画像認識を使うことで対応しています。

 

うまく拾えない場合は「ものひろいツール」を使用して、拾ったアイテムとリストと照らし合わせることで、待機時間の調整を行いましょう。また、各自の使用しているキャプボ等により、画像認識がうまくできない場合がありますので、その際は該当する画像を差し替えるなどして対応してください。

設定した目標数(デフォルトは100)に到達すると、マクロが終了します。LINEトークンを設定している場合は終了時に通知が届きます。

 

2023.03.16追記

野生ポケモンは個体によって、PIDの再計算が異なり、それに伴う消費で戦闘後のSeedがズレてしまいます。従来は再計算による消費ズレに対応しておりませんでしたが、マクロを修正して対応させました。941~943Fの野生ポケモンを引いた場合のそれぞれ待機時間を調整し、どの個体を引いても目的のアイテムを拾えるようにしています。目標の個体を引けていない場合は、再計算で消費がズレて一生拾うことができないので、各自でエンカウント前の待機時間を調整して下さい。NXはかなりタイマーが安定しているため、±1Fで安定していました。

 

 

待機時間をしっかり調整できれば、100個当たりにかかる時間は概ね以下のようになります。

 

ふしぎなアメ : 約100個 / 70min

ポイントアップ: 約100個 / 140min

 

アメはほぼ10割拾ってくれますが、ポイントアップは7~8割程度の確率です。戦闘消費が倍でアメと違って猶予が広いわけでもないので、毎回拾うのは難しいかもしれません。(うまく調整できていない可能性もありますが。)

ポイントアップの場合はバッグに入る最大である20列分(99×20=1980個)回収できますが、ふしぎなアメは同時に拾う可能性があるアイテム(いいきずぐすり、きんのたま、げんきのかけら)の枠が取られますので、17列分(99×17168=1683個)が目標数の最大となります。ふしぎなアメは1日足らずにバッグいっぱいになりそうです。

 

4.ふしぎなアメ使用マクロの紹介

手作業でアメを使うのが面倒と感じたので、ついでにこちらも用意しました。

 

以下の画面でマクロを実行すると、任意のレベルまでアメを使ってくれます。

 

「アメの使用数」、「わざの入れ替えの有無」、「進化キャンセルの有無」、「進化時のわざ入れ替えの有無」については各自でループ回数を書き換えることで変更できます。デフォルトでは以下のように設定されています。

 

アメの使用数        :5行 Loop(50)  任意の数に変更可。

わざ入れ替えの有無     :30行 Loop(1)  1は無し。2だと技を入れ替える。

進化キャンセルの有無    :55行 Loop(1)  1は進化。2だと進化キャンセル。

進化時のわざ入れ替えの有無 :30行 Loop(1)  1は無し。2だと技を入れ替える。

 

※「わざ入れ替えの有無」を有効にした場合は1番目の技が上書きされますので、忘れさせてくない技がある場合は2番目以降に移動しておいて下さい。

ちなみにレベル100に到達すると自動でマクロが終了するので、レベル100丁度になるようにループ回数を設定する必要はないです。

 

5.おわりに

いかがでしたか?これらのマクロを利用すれば、3世代の面倒なレベル上げ作業が圧倒的に改善されます。我ながら良いマクロを作成できたと思うので、皆さんもぜひ利用して下さい。

今回はRSでのものひろい乱数を紹介いたしましたが、準備さえしっかりすれば、Emの方が効率をよく拾うことができます。RSとは異なり、ものひろい要員のレベルを調整する必要がありますので、RSで拾ったアメを使ってEm用の環境を整えるのも手の一つかと思います。(やり方はいつか記事にするつもりです。)

また、今回紹介したマクロはHopeさんにデバックのご協力をしていただきました。圧倒的感謝。

もし不具合等があれば奈都(@Natu5307051)までご連絡をお願いします。今後も3世代のアイテム収集に役立つマクロを紹介したいきたいと思います。

【ポケモンEm】トレーナーヒルを利用したゴージャスボール自動回収

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の83日目の記事です。

今回はポケモンエメラルドのトレーナーヒルを利用したゴージャスボールの自動回収についての紹介となります。

最近はかたり様のDOL Macro ControllerによるID調整自動化、ジュナリ神によるストーリー完全自動化、絵画Seed、BV保存のおかげで色理想がかなり簡単に狙えるようになりました。

ただし、オシャボ勢にとっては相変わらずゴージャスボールを集めが面倒なことが課題となります。この世代では非売品となりますので...。

EmはBV保存があるため、試行回数を稼ぎやすく、RSと比較して節約することができますが、それでも最低50個くらいは用意したいところです。ポケモンボックスを使って他のROMからまとめて輸送できれば良いのですが、100匹以上捕獲が利用条件となり結局は通信交換する羽目になります。と、なると自動化を使用して、マスターランクのコンテスト(かしこさ)でめざパ連打で集めるのが一番簡単そうですが、稀に失敗するのがデメリットでしょうか。

思考錯誤した結果、特定のカードe+を所持しているプレイヤー限定となりますが、トレーナーヒル周回を自動化させるのが、最も効率的であると感じました。1周当りの時間はコンテストより少し早いくらい(約7分)ですが、こちらはしっかりと環境を整えれば失敗する要素はありません。

また、ゴージャスボールだけではなく、捕獲時に必要なPP回復アイテム、ふしぎなアメ、有用なわざマシンも入手することができます。

今回はトレーナーヒル周回に使用する有用カードや、周回マクロについて紹介させていただきます。

 

2.トレーナーヒルの概要

エメラルドで新たに追加された111番道路にある影の薄い施設です。トレーナーやトラップを回避しながら、できるだけ速く最上階を目指し、早さに応じて賞品を貰うことができます。

ふしぎなおくりものを利用して、「ポケモンバトルカードe+ エメラルド」を読み込ませることで、フロアやトレーナーを追加・変更することができます。2枚のカードが1フロアに対応し、奇数番目に読み込ませたカードによって地形が変化します。上限である8枚のカードを読み込ませると、その組み合わせに応じてクリア賞品が手に入ります。こちらの賞品が意外と豪華であり、「ゴージャスボール」の他にも「ふしぎなアメ」、殿堂入り後であれば「わざマシン06(どくどく)」「わざマシン26(じしん)」なんかも手に入ります。

 

 

相手トレーナーの使用ポケモンはこちらの手持ちの最高レベルのポケモンに合わせられるので、固定40ダメージの「りゅうのいかり」を覚えたLv5最速ドーブルが最強です。周回時にはダブルバトルで進めていくため、ドーブルを2体並べるのが結論となります。

 

3.ドーブルの育成方法

Lv5で最速であるS実数値18(バッジ補正ありで19)にするためには、S上昇補正あり性格&S個体値31で、S236振りが必要です。Lv5からLv6への必要経験値は72となるため、獲得経験値71以内で素早さを236振りするのは一見難しそうですが、学習装置や入れ替えを利用して、獲得経験値を「1」にすることでポケルスなしでも達成できます。なお、経験値の算出は各補正後に小数点以下が切り捨てられるため、ID違いでも可能です。具体的な振り方を紹介いたします。

 

【共通】

・ドーブルにインドメタシンを10個使用する。

・りゅうのいかりをギャラドスやダブルバトルなどを利用してスケッチする。

・トレーナーヒルは戦闘後の回復がないため、ポイントアップでPPを16にする。

※ 最低PP12で足りますが、プレッシャー持ちがいるので、PP16推奨。

 

【ポケルスなし(秘密基地利用)】

・レコードでLv5コイキングを6匹使うトレーナーを秘密基地に登録する。

・ドーブルにきょうせいギプス、ドーブル以外の1匹以上のポケモンに学習装置を持たせる。

・4匹以上のポケモンを戦闘に参加させて、登録したトレ-ナーに11回勝利する。

・端数は101番道路のLv2ジグザグマを2匹倒す。

 

秘密基地利用。レコードし直せば、1日で何度でも挑戦可能。

 

【ポケルスなし(野生利用)】

・ドーブルにきょうせいギプス、ドーブル以外の1匹以上のポケモンに学習装置を持たせる。

・ドーブルを含めた4匹以上のポケモンを戦闘に参加させて、FRLG各地にボロのつりざおで出現する「Lv5コイキング」を68匹倒す。

 

FRLGは「ボロのつりざお」であればコイキングのレベルは「5」で固定。

 

【ポケルスあり(秘密基地利用)】

・レコードでLv5コイキングを6匹使うトレーナーを秘密基地に登録する。

・ドーブルを含めた4匹に学習装置を持たせる。

・ドーブル以外のポケモンを先頭にして、登録したトレ-ナーに11回勝利する。

・端数は101番道路のLv2ジグザグマを2匹倒す。

 

【ポケルスあり(野生利用)】

・ドーブルを含めた4匹に学習装置を持たせる。

・ドーブル以外のポケモンでFRLG各地にボロのつりざおで出現する「Lv5コイキング」を68匹倒す。

 

S実数値が18になればOKです。

 

.有用カード&組み合わせの紹介

有用カードリスト

トレーナーヒルで出現するポケモンは努力値がしっかりと振られており、なおかつ個体によっては先制技や、厄介なランダム発動アイテムを所持しています。安定した攻略をするためには、これらに該当するポケモンを避けることが重要となります。

以下のリストは確実にドーブルの「りゅうのいかり」で倒せるポケモンのみが出現するカードとなります。トレーナーヒルを安定して突破するには、こちらのカードを組み合わせて、攻略することが重要となります。同じカードでも読み込ませたのが奇数番目か偶数番目かによってトレーナーの使用するポケモンが変化するので、注意して下さい。

 

詳細はかける様のサイトに詳しくまとめられております。すごく分かりやすい!


【有用な組み合わせ】

奇数番目に読み込ませるカードはスムーズに突破できるフロアマップが好ましいため、有用カードの中からフロア難易度の低い01、07、26、56を抽出しました。

カード裏面記載の通り、フロア難易度が1〜5で設定されておりますが、01、07はフロア難易度1でありながら、厄介なポケモンも使われないため、バトルカードe+において最強です。

※ 調査し直したところ、56より25を読み込んだ方が5秒ほど早くクリアできることが発覚しましたので、後で修正いたします。

 

 

偶数番目は有用カードの中から、欲しいアイテムによって組み合わせを変えるイメージです。私が使っていた組み合わせは以下の通りとなります。

 

ゴージャスボールが賞品となる組み合わせ

 

あくまで一例ですので、かける様作成の賞品計算機を利用して、自分に合った組み合わせを探ると良いです。なお、ギガドレイン等の一部のわざマシンはカードのナンバーの合計が256以上にする必要があります。不足する方もいないと思うので、今回は載せていません。

 

 

5.トレーナーヒル周回マクロ

トレーナーヒルを自動で周回してくれるマクロです。奇数番目に01、07、26、56。偶数番目に先ほど紹介した有用カードを読み込んだ場合を想定しています。(誰が使うんだ?)


Lv5最速りゅうのいかりドーブル2匹を手持ちにいれて、以下の場所からマクロを開始して下さい。もちろんループも可能です。

1周7分程度ですので、ループを有効にして放置すれば1日でゴージャスボールやふしぎなアメが約200個手に入る計算です。

 

 

6.おわりに

あまり注目されていませんが、トレーナーヒル周回はゴージャスボール等の貴重なアイテム回収の役に立ちます。と、いいつつも「カードe+なんかねえよ」って方がほとんどだと思うので、ゴージャスボールを集めるだけであれば、コンテスト周回を自動化させるのが簡単です。

アドカレが今後も続いていればですが、3世代全体でのカードe+の紹介、RS&Emのものひろい乱数、FRLGのアキホからゴジャボ回収マクロなどについても記事にしたいと思います。幾度となく存続の危機を迎えているため、お蔵入りになる可能性もありますので、どうか寄稿のご協力をお願いします。(ホント、アドカレをたくさん投稿してくれる方々には感謝してます…。)