1.はじめに
この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の218日目の記事です。
ポケモンRSEでは電池が切れてさえいなければ、ミナモデパートの1階で1日1回IDくじを行うことができます。IDくじは所持ポケモン(ボックス含む)のIDと、IDくじナンバーの下2ケタ以上が当たれば賞品がもらえ、ラインナップについては以下の通りです。
・ 5ケタ一致:マスターボール
・ 下4ケタ一致:げんきのかたまり
・ 下3ケタ一致:がくしゅうそうち
・ 下2ケタ一致:ポイントアップ
「ポイントアップ」と「げんきのかたまり」はものひろい乱数で大量入手可能ですが、「マスターボール」と「がくしゅうそうち」はストーリー1周につき、1個しか手に入らない上、需要も高い賞品となっています。
くじナンバーは「前回引いてからの待機日数」と「つづきから選択時のフレーム(Seed)」で決定されるため、毎日引き続ければ同じ設定を流用することができます。今回はIDくじ用のポケモンおよび自動化プログラムを紹介します。
2.IDくじ用ポケモンの用意
適当なIDだと待機時間が長くなってしまうため、IDくじ用のポケモンを用意します。待機時間の算出には、ぼんじり様が公開しているツールを使わせていただきました。
電池なしRSでID調整し、捕獲した個体をEmへ輸送する
私が一番オススメするのはTIDを調整した電池なしRSで捕獲した個体を、Emへ輸送することです。具体的には電池なしRSを使って、7570Fで引ける「TID : 27948、SID : 8246」を狙います。
こちらのIDは待機日数 : 1日、待機F : 596Fで「マスターボール」を引けるため、ほぼ余分な待機時間がない上に、ID調整の待機フレームも短く、IDくじを行う上ではかなり優秀です。ついでに待機日数 : 1日、待機F : 1767Fで「がくしゅうそうち」も狙えます。ID調整用のプログラムも用意したので、ぜひ利用して下さい。完璧を求める方は前後±1FのIDも用意しましょう。
FRLGからNPC交換ポケモン「なめぞう」を輸送する
ID調整が面倒という方はNPC交換を利用する方法もあります。Emは一番短い待機でもバトルフロンティアのエネコ(チー)が46706Fとかなり渋いですが、FRLGの18ばんどうろゲート2階にで交換できるベロリンガ(なめぞう)を輸送した場合は、1224Fで「がくしゅうそうち」、3431Fで「マスターボール」を入手することができます。
求められるポケモンもFRでは「ゴルダック」、LGでは「ヤドラン」とそこまで難しくはありません。
3.IDくじ乱数自動化プログラム
目標のくじナンバーを引くまで、ループするマクロです。
※ Nx Macro Controller用のプログラムです。GC(GBA)自動化の導入はこちらの記事を参考にしましょう。
ゲームでの準備
プログラムの実行にあたっては、ゲーム側においては以下の準備をして下さい。
・ ゲームボーイプレイヤーの画面設定を「フル」にする。
・ 設定で「はなしの はやさ」を「はやい」にする。
・ 日が変わった後、レポートを書いていない状態のROMを使用する。
※ 日が変わった後に「つづきから」始めてレポートを書いてしまうと、出現するIDが固定されるので、注意して下さい。
Nx Macro Controllerでの設定
・「Var Frame」に目標Fを入力する。(最低570F程度。)
・「Var LotoID」に目標のくじナンバーを入力する。
・ ナンバーが合うまでループする機能をオフにする場合は「Var Retry」を "あり"以外にする。
準備ができたら、ミナモデパート1階の店員さんの前でレポートを書いて、プログラムを実行します。
NXのオプションから、LINE Notifyトークンを設定していれば、目的のIDナンバーを引いた際に通知してくれます。
4.おわりに
「マスターボール」は一部のポケモンへのオシャボや、個体確認のために使用し、「がくしゅうそうち」はまとめて努力値を振る場合などに役に立ちます。アイテム収集関係のプログラムは「泥棒自動化」以外は公開できたと思います。皆さんも自動化を利用して、効率的な3世代ライフを送りましょう。